下北半島の北部、津軽海峡に面した本州最北端の村・風間浦村では、今が旬の鮟鱇(あんこう)漁の最盛期を迎えています。
実は青森県のあんこうの漁獲高は東日本No.1。
ここ風間浦村は、全国有数の漁獲高を誇る八戸市に次ぐ漁獲量を誇るあんこうの村。
しかも、そんじょそこらのあんこうとは一味違う逸品が揚がります。
■風間浦あんこうの特徴
【特徴①】種類が違う!
風間浦村で獲れるあんこうは「きあんこう」と呼ばれる種類で、黄色みがかかった黄褐色が特徴。また、一般的なあんこうと比べて、頭でっかちだそうですが。。。素人目には見分けがつきません。
肝の脂が上質とされ、一般的なあんこうよりも美味と言われています。
また、風間浦村の地勢的条件も良質なあんこうを育みます。
津軽海峡の冷たい海水により身が締まり、冬越えのためにしっかりと栄養を蓄えたあんこうはプリプリの白身と濃厚な肝の味が絶妙な逸品を育てます。
【特徴②】獲り方が違う!
あんこうの漁は全国的に底引き網漁や刺し網漁が一般的ですが、風間浦村のあんこうは「空釣り」と呼ばれる漁法で生きたまま水揚げします。
それ故に鮮度は抜群!
寿司や刺身とご当地ならではの味わい方を楽しめます。
【特徴③】あんこう界初!「風間浦鮟鱇」として地域団体商標登録を取得
風間浦村のあんこうは、平成26年8月、あんこう界としては初めて地域団体商標登録を取得しました。
県内の水産物では、既に全国的なブランドとして知られている「大間まぐろ」に次ぐ快挙!
地域団体商標登録をきっかけに、品質と食味の良さで知られる「風間浦鮟鱇」を知っていただきたいですね。
■風間浦鮟鱇まつりの紹介
室町時代から湯治場として利用されてきた下風呂温泉郷では、あんこうの旬を迎える12月~3月にかけて、村内の温泉旅館やホテルが「ゆかい村鮟鱇まつり」を開催しています。
刺身はもちろん、定番のあんこう鍋、酒の肴にぴったりの濃厚なあんきもなどフルコースを楽しめるこの企画。
あんこうを堪能した後は温泉でゆったりと・・・心も身体も大満足なこと間違いなしです。
また、2月8日には特別イベントを開催!
風間浦村ならではの捌き方として知られる「あんこう雪中切り」(※雪上であんこうを捌く風間浦村に伝わる捌き方)の実演や、あんこう汁・握り寿司のふる舞いが行われます。
寒さが厳しくなるほど旨味を蓄える風間浦鮟鱇。冬の下北を代表する味覚を是非ご賞味ください。
(Byノッポさん)
【風間浦鮟鱇まつり】
開催日時:平成27年2月8日(日) 11:00~14:00
開催場所:青森県下北郡風間浦村 下風呂漁港内特設会場
問合せ先:風間浦村産業建設課 0175-35-2111
風間浦村商工会 0175-35-2010
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