前回のブログで紹介いたしました「海辺de雪上エンデューロ」。
運営のお手伝いとして関わらせていただきましたが、ハプニングあり、感動ありと楽しいイベントでした。今回のブログは当日の様子をレポートいたします。
AM8:00
最高気温は2℃と晴れ間が覗き、絶好の観戦日和。
一方で路面状況は早くもシャーベット上と車輪をとられやすい難しいコンディション。
選手の皆さんも会場入りするや試走を始め、コースコンディションを確認していきます。
選手の皆さんが準備を進めるなか、気になるものを幾つも見つけました。
まず自転車用のスパイクタイヤ。皆さんは見たことありますか?
画像はピン付きのスパイクタイヤ。製品の規格やインチにもよりますが、びっしりとピンが埋め込まれ、300本近いピンが路面をがっちりと捉えます。試乗させてもらいましたが、雪上では雪を掻き分け、ツルツルの路面も滑らない。悪路をものともしない性能に驚かされました。
雪上仕様の自転車が立ち並ぶなか、面白い自転車も何台か見つけました。
まずはファットバイク。
アメリカのトレーラーを思わせる“ぶっとい”タイヤが特徴で、コース上に出きる轍にタイヤをとられない安定した走行が可能です。
そしてもう一つ、キャタピラの付いた謎の自転車。
調べてみると雪道を走行する際に取り付ける雪上キットとのこと。
初めて見る冬道仕様の自転車の数々に驚きです。
AM11:00
いよいよ長く厳しい3時間の雪上エンデューロがスタート。
選手の皆さんが威勢良くスタートし、コース上に飛び出します。
あ、スパイダーマンだ!
新幹線!!
なぜかアンコウ!!!
選手の皆さんのコスプレ?も会場を沸かせます。
そして会場を何より沸かせるのはハプニング!
ゴール付近に設けられた下り坂では転倒する選手が続出。
うまく乗りこなした選手も、チャレンジして転倒してしまった選手にも惜しみない声援が飛び交います。
序盤は楽しむ余裕がありますが、そこは3時間の長丁場。
時間の経過とともに路面状況はグチャグチャに。。。時々、吹雪に見舞われる悪天候、寒さと疲労が襲うなか、選手の皆さんは歯を食いしばり、自分の限界にチャレンジし続けます。
選手の皆さんに話を聞くと、路面をしっかりと捉えるために上半身にも負荷がかかるそうです。走り方のコツを覚えるとは言え、全身運動の連続は選手の皆さんの体力を相当奪っているはず。
ソロで参加するもいらっしゃいますが、悪条件のなかを3時間1人で走り続ける姿には感動を覚えます(涙)
PM2:00
長く苦しい3時間のエンデューロが終了。選手の皆さんの顔には達成感が浮かびます。
スパイクタイヤ部門の1位はなんと58周、ノーマルタイヤ部門の1位も56周を走破。
記録へのチャレンジ、雪上走行を楽しむとそれぞれ思いがありますが、悪条件のなかを3時間走行し続けた選手の皆さん全員の頑張りを讃えさせてください!
皆さん本当にお疲れ様でした。
「海辺de雪上エンデューロ」に出られなかった方、雪上走行に興味をお持ちの方に朗報!
2月22日(日)に、青森競輪場を舞台とした「スノーライドin青森」が開催されます。
受付は2月14日(土)まで。
青森の冬を楽しむもう一つのサイクルイベントにも是非ご参加ください。
(Byノッポさん)
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