まるごと青森

「南部裂織」

マイナスから生まれた美「南部裂織」

特産品・お土産 | 2015-03-07 21:42

「南部裂織」

布が貴重だった江戸時代、南部地方の農村の女性たちによって生みだされたのが南部裂織です。古布は南部地方で“ボット”と呼ばれ、寒冷な気候では木綿が育ちにくかった北国では、布がとても貴重だったので、使い古した布を細くテープ状に裂いたものを緯(よこ)糸に、使い古した麻袋を解いた糸を経(たて)糸にして織り込み、まったく新しい布を誕生させました。そうして出来た「裂織」は、こたつ掛けや敷物、仕事着や小物に至るまで様々な生活必需品へと生まれ変わり、再び暮らしの中で活躍してきたそうです。

「南部裂織」

八戸中心街にある「八戸ポータルミュージアムはっち」を拠点に活動している井上澄子さんは、裂織製品の生産や、ワークショップを通して南部地方のものづくりの精神を伝え続けています。
南部裂織は、1mm間隔に張った木綿の経(たて)糸に、1cmほどの幅になるよう細く裂いた古布を緯(よこ)糸を通しながら、地機(じばた)と呼ばれる手動の機(はた)で織ります。古布の模様と経(たて)糸の色との重なり方によって仕上がりの模様が変化するため、まったく同じ材料を使っても、ふたつとして同じものはできないそうです。

「南部裂織」

さらに、南部地方の伝統工芸に魅入られた(株)金入の代表である金入健雄さんが「東北スタンダード」というブランドを立ち上げ、自らのセレクトショップやインターネットを通じて南部裂織を発信しています。南部裂織は、材料が一定ではないので、織っている間にも裂織の表情は変化し、本来は仕上がりを想像することはできないのですが、偶然にもタータンチェックのように仕上がった織物が金入さんの目に止まったことがきっかけとなって誕生したのが下の写真の商品。ピンク系、ブルー系などのシリーズがありますが、赤系のチェック柄はGOOD DESIGNを受賞しています。

「南部裂織」

捨てられていたものや、古くなったものを材料として使わざるを得ないという意味では、上方の雅な道具とは対照的なものではありますが、美しく機能的でとても素敵です。

                          byさっちゃん

カネイリ ミュージアムショップ
住所 八戸市三日町11-1八戸ポータルミュージアムはっち1F 
TEL 0178-20-9661

八戸南部裂織工房 澄(chou)
住所 八戸市三日町11-1八戸ポータルミュージアムはっち4Fものづくりスタジオ

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣りヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ