こだわりのコーヒーと聞いて思い浮かべるのは何でしょう?
豆のこだわり。淹れ方のこだわり。
様々なこだわりがありますよね。
たまには「水」にこだわってみるのはいかがでしょうか。
雑誌のコーヒー特集を見ても、なかなか着目されていないお水。でも、よく考えれば抽出したコーヒーの大部分。
学生時代、コーヒーショップでアルバイトしていた私。
豆やら器具やらコーヒーの淹れ方を学ぶ中で、「コーヒーを淹れる時は、浄水器を通した水か軟水のミネラルウォーターが良い。」と教えられたような…。
好みや使用する豆にもよりますが、一般的には、軟水の中でも硬度が低い超軟水で、弱酸性の水がコーヒーに適していると言われています。
青森にありました。コーヒーに適したお水。
「世界遺産 白神山地の水」です!

このお水、軟水の中でもかなり硬度の低い超軟水(0.2mg/L)で弱酸性。
自然に育まれた湧き水「世界遺産 白神山地の水」で淹れるコーヒー。
今回は、お水の製造者・有限会社白神山美水館が販売しているスペシャルティコーヒー豆「ネクストブレンド」で淹れてみました。
優しい味が口に広がり、豊かな香りが鼻を抜け、何とも贅沢な時間を過ごしている気分になります。
水道水で淹れるよりも苦みが柔らかで、雑味が少ないような気がします。

有限会社白神山美水館の方にお話を伺ったところ、創業者はもともと鰺ヶ沢町で林業を営んでいたそうです。
創業は平成7年。その当時、林業は衰退する一方。「森林を生かしたい!森林と関わる何かをしたい!」との思いで、ミネラルウォーターの製造を思いついたそうです。
もともと森に入って仕事をしているため、普段から山の湧き水を飲み、おいしさはもちろん、どこの湧き水が良い湧き水かも良く知っています。

天然のダムと言われるほど保水力に優れたブナの森 白神山地。
「世界遺産 白神山地の水」は、そのブナの森が生みだしたお水です。
創業者は、その当時販売されていたミネラルウォーターを飲み比べて研究し、自然が生み出した白神山地の湧き水のおいしさを改めて実感したそうです。
自然のおいしさをそのまま伝えるために、殺菌方法にもこだわります。
湧き水をミクロフィルターに通し、加熱しないことで水分中の酸素・二酸化炭素をそのまま残し、自然が育んだおいしさを味わうことができるのです。
弱酸性で超軟水の「世界遺産 白神山地の水」。その柔らかさが、素材の味を最大限に生かし、コーヒーをより豊かに、より優しく味わうことができるのです。
街の雪も溶け、春の気配を感じる今日この頃。
桜が咲くのが待ち遠しい…。
そんな時、白神山地が湧き水を育んだ時間に思いを馳せて自然を感じるコーヒータイムはいかがでしょうか?
By:Jkwiper
<お問い合わせ先>
有限会社 白神山美水館
TEL.0173-72-7761
URL:http://www.bisuikan.co.jp/index.html