高級魚の代表格として全国で食されているトラフグ。
トラフグの産地といえば西日本のイメージがありますが、実は青森県の日本海沿岸や太平沿岸でも漁獲されています。
しかしながら、青森県ではトラフグの食文化があまり根付かず、主に首都圏向けに出荷されてきました。食文化が根付かない理由の一つとして、特に八戸地域では、マグロやサバなど、味が濃い魚の水揚げが多く、淡白で上品な味覚のトラフグは味覚的に地元民にあまり受け入れられなかったとも言われています。
これに目をつけた八戸市の飲食店の若手経営者が、サバ、イカに続くブランドに育てようと、昨年から本県太平洋沿岸で上がった天然トラフグのコース料理を提供し、地元での消費を拡大する取組を進めています。
今年は八戸市9店舗、青森市2店舗の計11店舗で提供されています。
今回は八戸市の「素材礼讃 丹念」のお手軽コースをご紹介しましょう。
「前菜(ふぐ煮こごり)」
「ふぐ薄造り」
「ふぐ骨蒸」
「ふぐ揚出」
「ふぐサラダ」
「ふぐ炊き込みご飯」
トラフグの旬は一般的には冬ですが、本県太平洋沿岸では春から初夏にかけて主に定置網で漁獲されます。お手軽な価格で新鮮なトラフグを食すには今が旬なのです。
県内の11店舗のトラフグ料理提供店では、6月20日まで「ふぐ福まつり」を開催しています。普段はめったに食べる機会がない方も、青森県産トラフグを味わってみてはいかがでしょうか。
<お問合せ先>
八戸日本料理業 芽生会 事務局
電話:0178-47-3575
・ふぐお手軽コース5,000円からたら福コース10,000円まで。
・店舗によっては3,000円からランチの提供もあり。
・提供メニューは店舗よって異なります。
・各店舗とも3日前までの予約が必要です。
by りんごすたー
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。