イギリス人が起工した東北最古の洋式灯台として知られる尻屋崎灯台。
本州最北東端には、吹きすさぶ雪の中、寒さに立ちつくす寒立馬がいる?!
それはあくまで冬のイメージ。
この時期、尻屋崎の寒立馬はどんな様子なのか?行ってみた!
すると、女子たちがカメラを構えて「か~わいい❤」と言いながら写真を撮っていた!

??? 何か違う気がしたが、カメラを向けてパチリ。

筋肉質で、首回りも太い。確かに寒立馬だが、とても穏やかでやさしい表情をしている。
カメラを向けても逃げることはなく、じっとしたまま動かないでいる。とても温厚で人懐っこい性格らしく、こちらの反応を伺っていて、興味を持って近づいて来るところがかわいい。
この何気ないやり取りに、ついつい時の立つのも忘れてしまう。そして、とても癒される。

寒立馬は、南部馬を祖先に持ち、藩政時代から軍用馬育成を目的として外来馬との交配により大型体躯へと改良されてきた。しかし、昭和35年以降は田名部馬とブルトン種(仏産大型肉用馬)との交配が進められた。顔が大きく、足は短い、ずんぐり体形で、粗食や寒さに強いのが特徴である。
一時は9頭まで減り、絶滅の危機にさらされたが、有志の手によって保護され、現在は32頭まで増えている。

尻屋崎灯台の一帯は、広大な牧草地。空、海、草原のコントラストがとても美しい。
また、この時期は、生まれての仔馬が母馬に寄り添っている愛らしい光景を目にすることができる。
是非一度足を運んで体感してほしい。寒立馬との触れ合いと素晴らしい自然がきっとあなたを癒してくれるはず。
by トリッキー
<問合せ先>
東通村つくり育てる農林水産課 TEL. 0175-27-2111
<尻屋崎開放時間>
4月1日~4月30日 8:00~15:45
5月1日~11月30日 7:00~16:45
それ以外はゲート閉鎖 冬期閉鎖12月1日~3月31日(12月下旬から“アタカ”にいる)
<アクセス>
むつ市より放牧地ゲートまで車で約36分(県道6号)
むつバスターミナルより下北交通バス尻屋行きで約60分