突然ですが、この花は何の花かご存じですか?
これは「ブラックベリー」という果実の花なんです。
この花が咲いているのは、下北半島むつ市斗南丘。
ブラックベリーやボイズンベリーなど、日本では珍しいベリーを栽培しているベリーオーチャド下北の農園からの一枚です。
ベリーオーチャド下北では、ベリーを下北半島の新たな特産品にしたいと2003年から試験栽培をスタート。
現在では、むつ市、東通村にある計3ヶ所の農園で、ブラックベリー、ボイズンベリー、レッドカラント、ホワイトカラント、グースベリー、ラズベリーの6種類を栽培しています。
ベリーが旬を迎えるのは、7月上旬から。
完熟するにつれて、小さな赤い実が紫色や黒色に変わっていきます。
夏の太陽を浴びてキラキラ輝くベリーは、まるで宝石のようです。
完熟で収穫した生のベリーは、甘く豊潤な香りがあり、独特の甘酸っぱさを楽しむことができます。
ただ、完熟したベリーは日持ちがしないので、残念ながら栽培地に来なければ生で味わうことが難しいのですが、ベリーオーチャド下北では、完熟したブラックベリーやボイセンベリーを冷凍し、フローズンベリーとして販売しています。
フローズンベリーは、そのままヨーグルトと一緒に食べたり、ミキサーかけてスムージーにしたりと食べ方が色々ありますが、個人的にはベリーティーがおすすめです。
ティーポットに凍ったままのベリーを入れ、そこにレモンの皮を少々、そして、お湯を注ぐとベリーティーが完成!
ベリーの甘酸っぱい香りと目に鮮やかな赤紫色になんだか元気をもらいます。
そして、ベリーの魅力をもっと伝えたいと取り組んでいるのが、ベリーソルト。
ベリー類に含まれるアントシアニンを独自の方法で抽出し、その色素で色をつけたお塩です。
ベリーの他にも、無農薬で栽培した野菜やエディブルフラワーから抽出した色素を加え、こんなにカラフルなソルトを作っているんです。
このカラフルなソルトを組み合わせ、
こんなにかわいいこけし柄も作っているんですよ。
こけしの他にも、パンダ、水玉、ボーダーなどかわいいソルトがたくさん。
お土産やプレゼントに喜ばれること間違いなしです。
そして、ベリーオーチャド下北では、今年から新しい取組に挑戦しています。
それが「下北半島・ベリーのアーチ」。
ボイズンベリーの木が地を這うように生育する特性を活かし、ベリーの木をアーチ状にして、アーチの中に入って摘み取り体験を楽しんでもらおうという計画です。
完成は2年後を見込んでいるとのこと。今から楽しみです。
一度は味わってみたい、下北半島のベリー。
今年の夏は下北半島でベリーグッドな時間を過ごしてみては?
〇ベリーオーチャド下北
電話:0175-23-2168
H P:http://www.0175.co.jp/berry/
〇ベリー加工品販売場所
A-factory、下北名産センター
by matsu
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。