港町・八戸の中心街には、昭和の匂いただよう風情豊かな8つの横丁があり、常に賑わいを見せています。
この地元の素晴らしい横丁文化を楽しんでいただくため、八戸観光コンベンション協会で、ガイド付き横丁探訪を実施しているとのこと。早速体験してみました。
待ち合わせ場所のはっちで待っていると、探偵風のちょっと怪しげな男性から声をかけられます。
「横丁・路地裏をこよなく愛する県南路地裏探偵 ニセダ トモカサです」
このニセダさんの登場の時点で、一部の人はこのように思うかも知れません。
~~あれ?以前弘前でお会いしたことありませんでしたっけ?気のせいか。。。でも弘前のあのお方にそっくりだ。。。~~
私もそう思った一人です。
気を取り直して早速横丁探訪スタート。
横丁は、飲み屋街の通りという意味では共通していますが、それぞれ見た目や雰囲気は異なります。ニセダさんから、横丁の名前の由来、歴史、特徴、隠れた名店などのお話しを聞きながら探訪することで、全く違う横丁の姿が映し出されます。
喧噪な「みろく横丁」、ディープな路地裏の「五番街」、吉永小百合と一緒に歩いている錯覚に陥る「ハーモニカ横丁」など、足を一歩踏み入れるだけで全く違うブルースが聞こえてくるようです。提灯やネオン看板から発せられる横丁ならではの照明がそれをかき立てます。
また、詳細は省略しますが、「なぜここにこんなものが」「これ、間違ってますよね」などのネタを面白おかしく教えてくれるニセダさん。怪しげな探偵と思っていましたが、フレンドリーで親しみやすく、ついつい会話を重ねてしまい、あっという間に40分が経過してしまいました。怪しい人だと思ってごめんなさい。
この横丁探訪は、40分で8つの横丁を体感できる贅沢なものですが、港町八戸の横丁文化を楽しむことはもちろん、食事・飲み会の前に体験することで、お店の選択の幅が広がるという側面を持ち合わせている優れものプランです。きっとお気に入りの横丁、お店が見つかることでしょう。
「横丁の魅力は、やっぱり人との触れ合い、そして歴史ある横丁やそこにいる人たちとの物語の中に身をおくことができること。その繋ぎ役として、この「横丁探訪」を通じてお手伝いできれば。」
「まずはこの横丁探訪プランを多くの人に知ってもらいたいです。地元の方にも気軽に利用してもらい、地元の横丁文化を再発見してもらえれば。」とニセダさん。
また、今後は横丁・路地裏をこよなく愛するガイド仲間を増やしていきたいとのことでした。
ガイド終了後、横丁探訪の途中で気になっていたたぬき小路の店に入り、横丁の物語の中に身をおき、人情に触れながらおいしいお酒、食事とともに港町八戸の夜を満喫したのでした。
<ガイド付き横丁探訪>
価 格:お一人様1,000円
所要時間:約40分(19時~19時40分)
人 数:1名から10名まで
集合場所:八戸ポータルミュージアムはっち
申 込 先:公益社団法人八戸観光コンベンション協会
電話 0178-41-1661(催行日4日前までにお申し込みください)
by りんごすたー
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。