青森ねぶた祭開幕まで1か月を切り、青森市内では、ねぶた囃子の音色があちらこちらから聞こえ、祭ムードも徐々に高まってきていますが、一足早く本日から、目黒雅叙園『和のあかり×百段階段』展に青森ねぶたが出陣します!
昭和10年に東京都目黒区に建築された目黒雅叙園の「百段階段」は、当時の著名な画家達により描かれた色彩豊かな7つの部屋と、それらをつなぐ99段の長い階段廊下からなり、その豪華さは「昭和の竜宮城」と呼ばれ、2009年には、東京都の有形文化財に指定された日本を代表する木造建築物です。
この素晴らしい百段階段を舞台に、青森ねぶたをはじめ、秋田竿燈まつりや山口七夕ちょうちんまつりなど、日本各地の風情あふれる「夏を代表する祭りのあかり」が大集合する目黒雅叙園『和のあかり×百段階段』展が本日から開催されます。
文化財のため釘一本打てない百段階段「漁樵(ぎょしょう)の間」に、巨大なねぶたを展示するという前例のないプロジェクトに挑戦したのは、4人の若手ねぶた師で、今回の展示の目玉となっています。
以前、このブログでも紹介させていただいた4人の若手ねぶた師は、それぞれ流派が異なるいわばライバル関係ですが、ねぶたに対する愛情や、流派を超えての技術向上、自らの研鑚など、共通の思いを抱き2014年にチームプロジェクトの拠点として青森市に「ねぶた屋」を立ち上げ、ねぶた師の社会的地位の向上や経済的な安定を目指して各種取組を開始しました。
そのような中、今回、目黒雅叙園から百段階段へのねぶたの展示の話を受けて、初めて流派を超えて共同制作に取り組んだものです。
絢爛豪華な部屋に目一杯飾られたねぶたは、本場のねぶた祭でも、これほどまで間近で見ることは難しく、実際にご覧いただけば、ねぶたの迫力に圧倒されること間違いなしです。
また、今回、「百段階段」初の試みとして全時間帯での写真撮影が可能となっている他、浴衣の着付けがセットになった見学プランもご用意されていますので、青森ねぶたをはじめ、全国各地の「祭りのあかり」に照らされた百段階段で、日本の夏を楽しんではいかがでしょうか。
■展覧会名 「和のあかり×百段階段」展 ~日本の祭り、12のあかり~
https://www.megurogajoen.co.jp/event/wanoakari/index.html/
■開催期間 2015年7月3日(金)~2015年8月9日(日)38日間
■開催時間 日曜日~木曜日10:00~18:00(最終入館17:30)
金曜日・土曜日10:00~19:00(最終入館18:30)
〔夜の文化財ガイドツアー〕
日曜日~木曜日18:00~19:00(見学)その後食事
金曜日・土曜日18:30~19:30(見学)その後食事
■入 場 料 当日券1,200円、園内前売800円、前売券1,000円、学生600円※全て1名料金(税込)
■会 場 目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」(東京都目黒区下目黒1-8-1)
■お問合せ 03-5434-3140(10:00~18:00イベント企画)
■主 催 「和のあかり展」実行委員会
By MJ
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