まだまだ暑い日が続きますね。こんな時は海へ出かけて青森の短い夏を楽しみたくなります。
子どもの頃は、海水浴に行って、よく砂に埋まりましたよね~。実は、砂に埋まる「砂浴」をすることで、遠赤外線効果により、カラダの中の毒素を出すことができるんです。

鹿児島県指宿市の「砂蒸し」が有名ですが、青森県内でも、きれいな海岸であれば、「砂浴」ができちゃうんですよ。
といっても、一人で行って、首から下を全部砂に埋めるのはむずかしいので、「砂浴」体験に出かけてきました。
青森市の浪打にある自然食品の店「あおぞら」さんでは、毎年1回この砂浴講習会をやって、今年で22回目を迎えるそうです。
あおぞらさんでは、いつも津軽半島の日本海側に面した中泊町の折腰内(おりこしない)海水浴場で行います。ここは、海水の透明度が高く、さらさらのきれいな砂浜が広がり、景色も美しいところです。
あおぞらさんの西館会長が、砂浴の効果と入り方について、ていねいに説明してくれました。海岸に穴を掘り、その中にカラダを横たえて上から砂をかけ、全身の毒素を砂に吸い取ってもらう、まさに自然と一体となった健康法です。砂の遠赤外線効果でカラダを温めながら、砂に含まれる海水のミネラルが毒素を出してくれます。なるべく肌を直接砂に触れるよう水着やTシャツ・短パンなどの格好がいいそうです。また、傘やビーチパラソルでしっかり日よけすることや、水分補給に注意することが必要です。

まず、スコップで自分の入る穴を掘ります。砂をかけてもらって、この日は、午前中1時間、午後1時間砂に埋まりました。砂に埋まった途端、私は、両足が「どくんどくんする」状態になりました。午後は太陽が出てきたので、砂がちょうどよい熱さになり、まさに「いい湯だな アハハ~ン」
入浴後?は、カラダに砂がびっしり張り付いているので、海に入って洗い流します。久々に犬かきや背泳ぎで海を楽しみました。「海って最高~!」と叫びたくなります。ビーチそばにはオートキャンプ場もあり、コインシャワーでカラダを洗い着替えすることもできます。
砂浴直後は、とってもカラダが軽くなりました。人によっては、頭痛がしたり、発疹が出たりといった症状も出るようですが、自然に消えていきます。
首から下をすっぽり砂に埋めて、海のかなたをぼんやり眺めながら、波の音や鳥のさえずりを聞き、静かなひとときを過ごして、健康になる。そんな海の楽しみ方を体験しました。
なにしろ青森の夏は短いので、強い日射しで海岸の砂がほどよく熱くなる「ちょうどいい湯加減」の期間は短いかもしれません。それだけに、残りの夏休みは、急げ!砂浜へ!
あっ、スコップとパラソルと水分はお忘れなく。
(マツコHG)
折腰内海水浴場(中泊町)
自然食品の店あおぞら(青森市)