先日、板柳町ふるさとセンター内の陶芸工房にある「ばんりゅう焼」を訪れた時、目に入ってきたのがブルーのご飯茶碗。どこかで見た色だな?と少し考え。。。「青天の霹靂」カラーでした。
「青天の霹靂」は、今秋本格デビューした青森県産の新品種米です。誰もが驚くような旨さを目指し、渾身の思いを込めて作りあげました。空が割れて「青天の霹靂」が飛び出してきた様子を表現した図案や、画数の多いスタイリッシュな文字も斬新です。
ご飯茶碗に話しは戻りますが、「ばんりゅう焼」の名前の由来は、町名の板(ばん)柳(りゅう)にちなんだもの。代表の成田淳一さんは、京都や津軽の窯元で陶芸を学んだ後、平成4年に独立し、ふるさとセンターに工房を構えました。
「ばんりゅう焼」のベースは、弘前藩主がはじめた「津軽焼」で、りんご木灰利用のナマコ模様の釉薬(うわ薬)が特徴です。
工房では、オーソドックスな「津軽焼」のほか、色とりどりの焼き物が作られていて、私の目に留まったブルーの焼き物も、最近つくりはじめたようです。ちなみに綺麗なブルーの色は、銅由来とのことでした。
これまで青は、食べ物に向かないという概念がありましたが、「青天の霹靂」の米袋も、青色のお茶碗も食卓に彩りを添え、楽しく食事をすることができます。筋子を上にのせて見ると、さらに鮮やかに!
工房には、今回ご紹介したお茶碗の他にも、各種焼き物が取り揃えられているので、お好みの作品を見つけてみてはいかがですか?
byさっちゃん
板柳町ふるさとセンター工芸館内
板柳町福野田本泉34-6
陶芸工房 ばんりゅう焼
TEL 0172-72-1500
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