2004年、JR東日本のポスターで紹介されて以来、毎年着実に観光客が訪れているのが、黒石市の紅葉の名所「中野もみじ山」。
中野もみじ山の紅葉は、弘前藩主津軽寧親(やすちか)公が、享和2年(1802年)に温湯村に一泊した際に、もみじや不動の滝に魅せられて、京都から楓の苗木を約百余種取り寄せ、中野不動尊に奉納したのが始まりで、以来、京都の紅葉名所である「嵐山」に対して、東北の「小嵐山」と呼ばれるようになったと伝えられています。
現在、『中野もみじ山ライトアップ 光のファンタジー』期間中ということで、行ってきました。
車を「やすらぎの駐車場」に停めて、歩いていくと、写真でよく目にする光景が見えてきます。
夜景の撮影が不慣れなもので。。。スミマセン(汗)
鳥居をくぐると、右手に特別展示されている「大型こけし灯ろう」に目を奪われます。
こけしは子供の健康な成長を願うお祝い人形で、昔から湯治場の土産として人気でした。それが黒石ねぷた祭りのねぷた灯籠と結びついて「こけし灯ろう」が誕生し、今でも湯治場として、こけしの里として情緒を漂わせています。
美味しい匂いが漂う露店を通り抜け、階段を下りていきます。
少しずつ紅葉が見えてきます。いい雰囲気です。
渓流に下りると、寧親(やすちか)公も魅せられたという不動の滝が目の前に広がり、鮮やかな紅葉と岩肌を伝う白い滝の流れのコントラストが楽しめます。
左手には不動橋が見え、橋に掛かる紅葉もとても綺麗です。
不動橋を渡ると、最初の見えた場所に辿り着きます。
夜のライトアップされている場所はここまでですが、日中は、この場所から階段を登り、中野神社を通って観楓台まで行くとさらに美しい紅葉が楽しめます。
中野もみじ山の紅葉は、まだ見頃は続いておりますでの、機会があれば、是非散策してみてはいかがでしょうか。
by トリッキー
☆中野もみじ山ライトアップ 光のファンタジー
実施期間:平成27年10月15日(木)~11月8日(日)
点灯時間:日没~21時まで
*定点ライトは常時点灯。ムービングライトは10分点灯・5分消灯を繰り返します。
問合せ先:黒石市農林商工部商工観光課 TEL0172-52-2111
黒石観光案内所 TEL0172-88-8815
☆大型こけし灯ろうの特別点灯展示
実施期間:平成27年10月17日(土)~11月3日(火)
点灯時間:日没~19時まで
場所:津軽伝承工芸館「中央広場」
入場:無料 ※軽食コーナーのみ19時まで営業
問合せ先:こけし灯ろう祭実行委員会 TEL0172-59-5300
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