12月19日、浅虫水族館のトンネル水槽がリニューアルしました。
リニューアルコンセプトはズバリ「むつ湾の海」。
青森県民の暮らしやレジャーの場としてとっても身近で、そして生業の基盤ともなっているむつ湾の、普段は見られない海中の世界を表現した展示となっています。
水槽の中にはむつ湾にいるサバ、アジ、ソイ、メバル、アイナメ、タイなどの魚類が17種、約1,300点。
ホタテ貝、ナマコ、ヒトデ、ホヤなどのムセキツイ動物が5種、約1,400点が展示されているということなのでさっそくいろいろ探してみましょう!(展示種類、点数は12月25日現在)
まず目に飛び込んできたのがホタテの養殖施設です。
ところでみなさん、青森県がホタテ貝の生産量全国第2位なのをご存知ですか?
青森県ではむつ湾に面している多くの市町村でホタテの養殖業が盛んなので、見たことはないですがおそらく海の中はこういう光景が広がっているんだなとイメージが膨らみます。
ホタテの成長ごとに異なる養殖方法が見られるので漁業の勉強にもなりますね。
養殖施設をよーく観察すると魚が施設を上手に利用しているのを見ることができます。
かごの隙間に入って休む魚やホタテ貝に密着して付着物を狙っているウマヅラハギの様子などを見ることができました。
養殖施設は他にも高級食材のフジツボや赤貝、ホヤが展示されています。
視線を下に移すと・・・、居ますね、上手に隠れてますね、でも目が見えてますね(笑)
運が良ければカレイが砂に潜る瞬間を見られるそうです。
下の砂地ではひたすら食事をしているナマコとヒトデを発見!
ナマコとヒトデの餌はなんと魚のフンなんだそうです。
水中ではたくさんの魚が泳いでいるので、ナマコとヒトデの元にはラッキーなことにたくさんのフン、いや餌が降ってくるのです!
ナマコの写真右に見える赤いのがフン、いや餌です。食べきれないくらいありますね(笑)
美味しそうに食べるナマコの口を見ることができるのも貴重ですね。
(ナマコは海をきれいにるす生き物と言われているんですよ)
写真のヒトデの真ん中辺りにある赤い塊、そうそれもフン(餌)。
ヒトデは胃袋を体の外に出すことができるそうで、写真の赤い塊は実はヒトデの胃袋に入ったフン(餌)なんですよ。
ナマコやヒトデの生態が見られるのもこの水槽の特徴ですね。
最後にスペシャルな情報をお知らせします!
実は取材した本日、とても縁起のいい珍しいヒトデがトンネル水槽にデビューしました。
ご覧ください。
なんと、ラッキーセブンの7本の腕を持った珍しいヒトデがむつ湾で捕獲されたということで本日水槽に移されました。
広い水槽に一匹しかいないので見つけるのが大変ですが、ぜひ2016年の新しい年に一年の幸せを祈願しに訪れてみてはいかがですか☆
青森県営浅虫水族館
住 所:青森市大字浅虫字馬場山1-25
電 話:017-752-3377
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:年中無休(年末、年始も休まず営業)
by きむにぃ
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。