お正月商戦、冬のバーゲンセールとお金を使い果たし、商品が売れないことで有名な2月。
ですが。
青森では、降り積もる雪を一瞬で溶かしてしまうような、一年のうちでもっとも熱いセールが行われます。
南部、津軽の両地域で行われる、伝統的な2つのセール。
どちらもおまけ満載、お得感満載。欲張って両方制覇も有り!?
その一 三戸名物元祖まける日(三戸町)
江戸時代から350年以上続く、旧正月のビッグイベント。
毎年、三戸町中心商店街で開催され、各商店が趣向を凝らした“まける”サービスをしてくれます。
こちら、三戸町中心商店街にある「マツデン」さんのまける日の様子です。この写真、商品を売っているんじゃないんです。おまけを渡しているだけなんです。
おまけの量に定評が有る”まける日”のマツデンさんは、常に満員。おまけを渡すだけのスペースが大きく取られます。
左が買ったもの。右がおまけです。どうですか、この圧倒的なおまけ量!
私が親に連れられていった30年前と、量は増えることはあっても、減ることはありません。まさに三戸名物。
このほか、商店街では買物券や特産品が当たる餅まきや、獅子舞、神楽、えんぶりの披露なども行われます。
昨年好評だった「さんのへまち歩きツアーin三戸名物元祖まける日」も開催されるとか。
地元のまち歩きガイドの案内で、三戸町の隠れた魅力を堪能することができるこのツアー、まける日のお買い物券が500円分ついてたったの1,000円!
お得!
まち歩きツアーの詳細はコチラ!
リンク⇒「さんのへまち歩きツアーin三戸名物元祖まける日」開催のお知らせ(三戸町観光協会)
その二 旧正マッコ市(黒石市)
こちらも藩政時代から続くイベント。毎年2月の第一日曜日。朝五時から開催されます。
参加店舗で買物をすると、日用品や食品詰め合わせがたくさん入った箱(マッコ)をもらうことができます。
マッコとは、津軽弁で「おまけ」や「お年玉」と言う意味だそうで、大勢のお客様がこのマッコを求めて朝早くから行列を作ります。
これがマッコの例です。オマケといえば、全国的には仙台初売りでの『茶箱』が有名ですが、こちらも負けていません。
貰ったマッコだけで1ヶ月は暮らせるんじゃないでしょうか。
こちら、マッコ市の名物「福まき」。
朝5時から、開催されるこの「福まき」では、うんぺい菓子と、福引券or割引券or金券が入った袋が撒かれます。
朝5時から人が押し寄せます。熱気がすごいです。押しつぶされないように注意。
車の台数もすごいです。駐車待ちでくじけないように注意。
三戸名物元祖まける日は2月6日、7日の二日間開催。旧正マッコ市は2月7日の開催。
三戸町と黒石市はちょっとだけ離れていますが(※高速を使えばたったの2時間です。)、頑張れば二日間で両方制覇することも可能。雪道の運転と、体力に自信のあるかたは、安全運転でチャレンジしてみてください!
(key)
三戸名物元祖まける日
期間:平成28年2月6日~7日
会場:三戸町中心商店街
URL:http://www.sannohemachishokokai.com/info/151207_102800
http://www.aptinet.jp/Detail_display_00005002.html
旧正マッコ市
期間:平成28年2月7日
会場:横町広場ほか
URL:http://kuroishi.or.jp/event/winter/makko
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。