青森ではよく見かけるスチューベン。
東京ではあまり見かけないスチューベン。
大粒でさわやかな味の種無しぶどうが流行ろうとも、私はスチューベンのぶどうらしい濃厚な甘みが大好きです。
そんな中、東京初のワイナリーである「東京ワイナリー」で鶴田町のスチューベンのワインを作っていると聞きつけ行ってきました!
場所は東京練馬区の大泉学園駅から歩いて10分ほどの閑静な住宅街。
近くには23区内で唯一の牧場があったり、東京にいるのに何とも言えずホッコリする場所です。
代表の越後屋美和さん。
笑顔がとても素敵な印象ですが、ワインのタンクを見つめる目は真剣です。
以前は都内の市場の仲卸で働いていて、その時に出会った東京の農産物のおいしさに刺激を受けて、それを広めるべくワイナリーを始めたそう。
仲卸時代のご縁で、青森県内の生産者さんと知り合ったり、ご親族も青森にいたりで、何となく青森に馴染みのあった越後屋さん。
青森を訪れてスチューベンのワインを飲んだところ、とてもおもしろいと感じたことをきっかけに、自らもスチューベンのワインをつくることを決めたそう。
スチューベンのワインの印象は、香りのよさやはっきりとした味わいを楽しめて、ぶどうそのものを表現しているようなワイン。
自分の好きなワインを作りたいと思いながらやっている越後屋さん。
スチューベンのワインは新酒で楽しめるワインだけれども、熟成させるとどうなるかしら?、スパークリングにしてみようかしら?と楽しみ方が色々ある品種だと感じているそうです。
実際に作ってみると、スチューベンは皮も厚いし、酸もあるし、色も綺麗でワイン作りにむいているようです。
ワイナリーに入ると、ぶどうの香りが立ち込めています。
冬の時期も出荷できる日本のぶどうはスチューベンがほとんどなので、訪問した時はすべてのタンクにスチューベンのワインが詰まっていました。
東京という土地柄、産地のアピールができることにおもしろみを感じている越後屋さん。
東京ではスチューベン自体を知らない人が多いので、ワインを通じて各地のPRにもつながればと考えています。毎年デザインを変更しているワインのスチューベン2015ラベルは、ぶどうとホタテの絵が描かれていて、何とも青森らしいです!
青森は地元で長年栽培されているぶどう品種もあるし、西洋品種作りにも積極的で、涼しい気候なので、もっとワイナリーが増えたら楽しいだろうと感じている越後屋さん。
ワイナリーを通じて日本の農業がもっと元気になっていくことを願っているのだと感じました。
東京ワイナリー×青森県鶴田町スチューベンのワイン。
東京でスチューベンの魅力を発信していただきうれしくなるのでした!
気になる方は、東京ワイナリーホームページからもご購入可能です。
数量限定ですが、皆様もお試しあれ~!
(by:JKwiper)
(東京ワイナリー)
住所:東京都練馬区大泉学園町2丁目8−7
TEL&FAX 03-3867-5525
http://www.wine.tokyo.jp/
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。