青森県の冬の貝の王様といえばホッキ貝。主に三沢から八戸までの太平洋海域で漁獲されます。
最近カキ小屋やホタテ小屋などはよく耳にしますが、おいらせ町で日本初のホッキ小屋イベントが開催されているとのこと。さっそく潜入してきました。
会場はおいらせ町の「アグリの里おいらせ」。さっそく百石漁協女性部の皆さんのレクチャーを受けながら新鮮なホッキ貝の殻むき体験ができます。
また赤味噌、ねぎ、卵などと炒めるホッキ味噌の作り方を実演してくれます。ああ、食欲がかき立てられる。
おいらせ町産のホッキ貝は、百石漁協に水揚げされますが、他の地域のホッキ貝と比較すると色が黒いのが特徴(左側)。おいらせ町沖は奥入瀬川の河口付近に位置するため、川が運んでくる鉄分やミネラルを多く含むことが要因の一つと言われています。また漁場の海底が砂地であれば白く、泥地であれば黒くなる傾向もあるそうです。
白ホッキと比較し、身が厚く歯ごたえがあるのが特徴とのことですが、当日は残念ながら時化のため黒ホッキの水揚げが無く、白ホッキがメインでした。
いよいよ食事。七厘で焼いたり、しゃぶしゃぶしたりと、いろんな食べ方で楽しむことができます。コリコリした食感のホッキ貝、何枚でもいけちゃいます。
生の状態では茶色いホッキ貝に熱を通すことで鮮やかなピンク色に変身する様も楽しみの一つ。ホッキ貝は照れ屋さんですね。
個人的におすすめしたいのはホッキ味噌。これはご飯にオンするしかないでしょう。ホッキ貝に味噌、卵、ねぎと最高の組み合わせ。おかわり間違いなしです。
「おいらせホッキ小屋inアグリの里」は、2月の毎週日曜日に開催されています。計4回開催されますが、すべて定員に達したとのこと。
このイベントを主催している「おいらせブランド推進協議会」の蛯名さんも、手応えをつかんだ様子。今後とも、おいらせ町の黒ホッキ貝を多くの人に知って楽しんでいただくための取組を進めたいとおっしゃっていました。
おいらせ町の黒ホッキ貝、今後とも注目です。
<問い合わせ先>
おいらせブランド推進協議会(おいらせ町役場商工観光課内)
電話 0178-56-4703(平日9時から17時まで)
2月21日(日)及び28日(日)は既に定員に達しています。
キャンセルが出た場合は申込み可能となる場合があります。
by りんごすたー
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