本日2月3日から9日まで、松屋銀座の7階和の座ステージにおいて、「津軽の伝統×DESIGN展」が開催されています。

この企画は、津軽伝統工芸マーケティング促進研究会(主催:中南地域県民局)によるもので、研究会に参加する若手職人の作品が展示販売されています。

研究会は、平成23年に津軽地域の伝統工芸に携わる意欲ある20~40代の若手職人をメンバーとして設立し、マーケティングや商品の見せ方などを学び、伝統的な技術とマーケットインの考え方を融合させたモノづくりを目指しているそうです。
気が付けば、マイ箸は津軽塗、筆箱や名刺入れはこぎん刺し、化粧ポーチは南部裂織。
青森の手仕事に囲まれて暮らしている私にとってはなんとも魅力的な企画。
ということで、早速会場へおじゃましてきました。

ミルフィーユ、ストーン柄の津軽塗細箸

花をモチーフにした津軽塗のお皿。

津軽塗の工法と似た技術により波紋のように美しい模様「暗紋」のある津軽打刃物

こぎん刺しがアクセントになっているワンピースやストール

色鮮やかな南部裂織のベルト
などなど、青森で暮らしてきた私にとっても初めて目にするような作品が多くありました。
会場には、展示している作品を手掛けた研究会の若手職人が常時3~4名いるそうで、自分たちの作品へのこだわりや伝統的な技術についてお話を伺うことができます。
私が会場に行ったときは、津軽打刃物の吉澤さん、こぎん刺しの角舘さん、南部裂織の三好さんの3名がおり、それぞれにお話を伺いながら作品を見せていただきました。
職人の皆さんから直接お話を伺うことで、作品の魅力や職人の思いに触れることができ、いつもとは違う視点で、より深く青森の伝統工芸を知ることができたように感じました。

ブログで紹介した作品はほんの一部で、伝統技術と若いアイデアが組み合わされた素敵な作品が会場内にはたくさんありました。
2月9日(火)まで開催しておりますので、青森の伝統と若手職人の皆様に会いにぜひお立ち寄り頂ければと思います。
by matsu
<津軽の伝統×DESIGN展>
日時・・・平成28年2月3日(水)~2月9日(火) 10時~20時
(9日のみ17時30分まで)
場所・・・松屋銀座 7階和の座ステージ
(東京都中央区銀座3-6-1)
出展内容・・・津軽塗(器、箸、盆、小皿、テーブルなど)
津軽打刃物(ペーパーナイフ、包丁、花器など)
こぎん刺(バッグ、ワンピース、タペストリー、ポーチなど)
南部裂織(ストラップ、帯締め、ベルト、卓布など)
主催・・・青森県中南地域県民局地域連携部
事務局・・・The企画エルサーチ株式会社