白鳥たちが津軽海峡を渡り北帰行する季節、地上で別れを告げた白鳥たちもいました。
北海道新幹線開業まで「あと5日」となった平成28年3月21日は、津軽海峡線の特急「スーパー白鳥」と「白鳥」のラストランでした。
最近、貧血気味のマツコは鉄分補給しようと思い立ち、ラストランを見送るべく一路青函トンネル入口広場を目指しました。
新幹線の鉄路と津軽海峡線が交差するところを、スーパー白鳥が函館に向かっていきました。
途中、本州最北端の新幹線駅「奥津軽いまべつ駅」に立ち寄りました。薄暮、月明かりに照らされ美しく輝く駅舎は、もうすぐ旅人たちがやって来るのを静かに待っています。
さらに北へ、青函トンネル入口広場まで、勢いで来ちゃいました。
春まだ浅い津軽半島の先っぽには、海峡をわたる寒風が吹きすさぶ中、ラストランをカメラに収めようという鉄分たっぷりな人たちが小高い丘の上にスタンバッていました。
今別町の若い衆が、焼きそばとあったか~いお茶を笑顔で振る舞ってくれます。スーパー白鳥の記念ステッカーなど開業記念グッズのプレゼントもありました。
青函トンネルにラストから2番目の列車が入っていきました。
「スーパー白鳥」ラストランの通過は、上りが20:42頃、下りが20:44頃です。
青函トンネルから列車が出て来る合図の「ファンファン♪ファンファン♪」という音が流れてから間もなくして、上り列車が通過しました。
集まった人たちが一斉に「さようならぁ~」「ありがとぉ~」とサイリウムを振り、お見送りしました。でも、あっという間のことで、思いが届いたかどうか・・・
今別町のゆるキャラ「あらまくん」と「たづなちゃん」も最終・下りのスーパー白鳥27号に手を振ります!
翌22日から開業前日の25日までは、青函トンネル内などの電圧を新幹線仕様の2万5千ボルトにアゲるなど設備の最終切り替えが行われています。
北海道新幹線の開業にわく「光」の陰で、お別れしなければならない寂しさもあります。
さようなら!白鳥!!
いい夢見せてもらったぜ!あばよ!
マツコHG
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