青森のお花見にはトゲクリガニ(青森呼称:ガ二)と並んでシャコ(青森呼称:ガサエビ)は欠かせない食材ですが、お花見が終わったこの時期になぜシャコを紹介するのか?!。その理由は、産卵前のメスがたくさん卵を抱いており、とても美味しい季節を迎えているからです。
なお、シャコを食べるのは日本人とイタリア人だけとの記述を読みました。何かオシャレな食べ物に見えてきました。
メスの胴の断面を見ると、オレンジ色の卵が中央にビッシリと詰まっているのが分かります。卵はコリコリとしてカラスミにも似た食感も兼ね備えており、濃厚でこの時期にしか味わえない美味しさです。卵を取り囲む身の部分もとても厚く、シャコ独特の甘みとうま味が口いっぱいに広がります。
さて、シャコにもオスとメスがあります。もちろん、オスは卵を持っていません。多くの魚屋さんやスーパーなどでは、オス・メスの区別なく一緒に混在されていますので、メスだけを選ぶのは運まかせ・・・・。
しかし、今回はちょっと秘密にしたいオスとメスの見分け方をお教えします。上の写真で裏返したシャコが二匹並んでいますが違いが分かりますか?。左がメスで右がオスです。
右のシャコの一番下の足(頭側から数えて三列目)の脇に注目してください。両脇から細長い突起が出ているのが分かりますか。これが付いているのがオスで、無いものがメスになります。これを知っていると卵が詰まったメスが食べたい人はメスを、丸まると太った身だけを食べたい人はオスを選ぶことができます。
お魚自慢!青森県。「旬のものを旬の季節に」。是非、この時期限定「陸奥湾の子持ちシャコ」をご賞味ください。
【青森おさかな自慢】
http://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/agri/osakanajiman.html
by お魚くいしんぼ
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