三内丸山遺跡という縄文の杜が持つ”創造”のエネルギーを源泉にした「芸術の創造の場」として2006年7月13日に開館した青森県立美術館。
なんと今年で開館10周年。(おめでとう!)
青森県立美術館では10週年を記念してサマザマな企画が目白押し。
現在開催されているのは、「オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代展」。
青森が世界に誇るアーティスト、棟方志功の企画展です。
今回の企画展では、1956年、棟方志功が「ヴェネツィア・ビエンナーレ」で国際版画大賞を受賞した際の作品『二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつしゃかじゅうだいでし)』などを展示しています。
また、棟方が愛した「ねぶた」の行列を描いた、全長17mもの長大な『禰舞多運行連々絵巻(ねぶたうんこうれんれんえまき)』を展示しているほか、幅約13m、高さ約1.8mの世界最大級の木版画『大世界の柵』2点を広大な壁面に上下に並べて一挙に展示するなど、巨大な棟方志功の作品が、青森県立美術館ならではのダイナミックな空間の中で、大迫力で迫ってきます。
大世界の柵。近くの人と比較するとその大きさがわかります。
さらに、戦後にゲルニカをはじめとする作品を見て大きな版画を作るきっかけとなったピカソの作品や、川上澄生や梅原龍三郎、民藝運動の作家など、棟方が特に影響を受けた作家達の作品を展示していいます。
他にも常設展では、関連企画として、浅虫温泉椿館、蔦温泉、酸ヶ湯温泉が所蔵する仏画3点を初めて一堂に公開しているので、棟方志功を存分に味わうなら企画展と常設展をセットで見るのがオススメです!(セット券もあるよ。)
会期は6月5日(日)まで。
青森県立美術館開館10周年を記念して開催する棟方志功展の決定版、この機会にお見逃し無く~!!
(key)
青森県立美術館開館10周年記念
【「オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代」展】
場 所:青森県立美術館展示室
会 期:2016年4月16日(土)〜6月5日(日)
休館日:4月25日(月)、5月9日(月)、5月23日(月)
開館時間:5月31日まで/9:30-17:00(入館は16:30まで)
6月1日以降/9:00-18:00(入館は17:30まで)
観覧料:一般1,300 (1,100) 円 / 高大生800 (600) 円 / 小中学生以下無料
常設展とのセット券
一般1,700(1,510)円 / 高校・大学生1,000(840)円
詳細はこちらのサイトでご確認を!
http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/80/
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