青森駅そばの岸壁に係留されている「八甲田丸」。
青函トンネルができる前は、青函連絡船が青森と函館を結んでいたんですよね。懐かしい…。
この八甲田丸、DC期間中の今だけ、普段は入れない場所を探検できるツアーがあるんです。しかも、案内は元機関長の葛西さん。当時、船に乗っていた方から直接話を聞くことができるのも、このツアーの醍醐味の一つです。
懐中電灯をぶら下げた葛西さんと一緒に、探検スタートです。と、床に大きなへこみが…。
こちら、船員が乗下船するときに、ちょうど踏んでしまう場所がへこんだものだそうです。歴史を感じますね。
ツアーでは、急な階段を下りたり上ったり。時折、真っ暗になる船底を、葛西さんの懐中電灯を頼りに進みます。ドアもこんなに小さくて、探検感満載です。
エンジンや操舵機も間近で見られます。葛西さんが当時使っていたテストハンマーでエンジンをたたいて、ねじの緩みを確認する体験も。ちょっとでも緩んでいると、全然音が違います。航海の安全を確保するために、丁寧に一つひとつチェックしていたそうです。
車両甲板には、当時の車両が。
船に車両がのって海を渡っていたなんて、すごいことですよね。
ほかにも、船員食堂に最終航海日の献立表が残っていたり、当時の様子をしのばせる船員室など、みどころがいっぱいです。
みなさんも、ぜひこの機会に、葛西さんの楽しいガイドを受けながら八甲田丸を探検してみませんか?
八甲田丸船内探検ツアー
■期間/7月~9月の土・日曜日
■時間/10:00~11:30、13:30~15:00、15:30~17:00(所要時間:90分程度)
■料金/1,000円(入館料込)※3日前まで要予約
■問合せ先/あおもりみなとクラブ
■電話/017-735-8150
■HP/http://aomori-hakkoudamaru.com/
by はっしー
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