今年も7月1日から、東京都有形文化財指定の目黒雅叙園を舞台に「和のあかり×百段階段」が開催されています。
昨年は、日本各地の風情あふれる「夏を代表する祭りのあかり」をテーマに第1回が開催され、そのなかでもメインの出展となった流派を超えた若手ねぶた師4名が手掛けた青森ねぶた祭は、圧倒的な迫力で来場者を驚かせました。
第2回となる今回は、日本各地から「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」などの作品が、明かりを消した文化財を優しく灯します。
青森県からは、昨年度に引き続き青森ねぶた祭と、今回、初出展となる五所川原立佞武多の2作品がご覧いただけます。
青森ねぶた祭は、ねぶた師・内山龍星氏と、同氏の弟子で昨年の作品にも携わった立田龍宝氏が、このイベントのため特別に制作した「勧善懲悪 閻魔」が展示されます。
百段階段にある7部屋の中でもひときわ豪華な「漁樵の間」を舞台に、まるでねぶたが壁や床から浮き出てきたような部屋との一体感や、通常のねぶたの倍近く高さがある「閻魔大王」と「赤鬼」の面は、青森ねぶた祭を間近でご覧になったことがある方でも、その迫力に圧倒されること間違いなしです。
次に、今回、初出展となる五所川原立佞武多は、福士裕朗氏が制作した「鹿嶋大明神と地震鯰(2012年制作)」と「津軽十三浦伝説・白髭水と夫婦梵鐘(2015年制作)」のミニ立佞武多2台のそろい踏みです。
ミニ立佞武多とはいうものの高さは5メートル。目黒雅叙園の絢爛豪華な披露宴会場のエントランスにある「大門池」に並べられた2体の立佞武多を目の前にすると、まるで8月8日の五所川原立佞武多クライマックス「お見合い」の場に、自分も紛れ込んでしまったのではと錯覚してしまいます。
この他、青森ねぶた祭とともに東北三大祭りに数えられる秋田竿灯まつりや仙台七夕まつりをはじめ、南かやべひろめ舟祭り(北海道函館市)、美濃和紙あかりアート展(岐阜県美濃市)、柳井金魚ちょうちん祭り(山口県・柳井市)など、日本各地から36の出展品が、昨年を超えるスケールで皆さまをお迎えしておりますので、是非、目黒雅叙園まで足をお運びいただき「和のあかり」をお楽しみください。
出展品一覧はこちら(http://www.megurogajoen.co.jp/event/wanoakari/exhibit.html)
■展覧会名 アートイルミネーション 「和のあかり×百段階段」展 2016 ~日本の色彩、日本の祭り~ http://www.megurogajoen.co.jp/event/wanoakari/
■開催期間 2016年7月1日(金)~2016年8月28日(日) 59日間
■開催時間 日曜日~木曜日10:00~18:00(最終入館17:30)
金曜日・土曜日10:00~19:00(最終入館18:30)
〔夜の文化財ガイドツアー〕
18:15(受付)18:30~19:30(見学)その後食事
■入 場 料 当日券1,200円、前売券1,000円、園内前売800円、学生600円※全て1名料金(税込)
■会 場 目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」(東京都目黒区下目黒1-8-1)
■お問合せ 03-5434-3140(10:00~18:00イベント企画)
■主 催 「和のあかり展」実行委員会
■この期間限定で「百段階段」の撮影が全時間帯可能です。
By MJ
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