津軽びいどろは、北洋硝子(株)でかつて作られていた漁業用浮玉の製法を応用して作られるようになったガラス工芸品で、「宙吹き」という技法を用いて、昭和61年に津軽半島の西側にある七里長浜の砂を原料の一部にした薄いモスグリーン色のガラス器が始まりです。
平成8年にはその技術が認められ青森県伝統工芸品に指定され、美しさと実用性を兼ね備えた工芸品として多くの人に愛されています。
津軽びいどろは伝統工芸品ではありますが、実生活で使いやすいようにデザインや色は消費者ニーズに合わせるなど、常に新しいものを創造していく現在進行形の工芸品なんです。
平成24年には宙吹きの技術を次の世代に引き継いでもらいたいという願いを込めて、一度絶版となった製品を復刻させました。
色彩豊かな製品も素敵ですが、青森の自然からインスピレーションを得た素朴で温かみのある復刻シリーズは、日々の暮らしにすっと馴染む逸品です。
<お問い合わせ>
北洋硝子株式会社
住所:青森市富田4-29-13
電話:017-782-5183
HP:https://tsugaruvidro.jp/
by きむにぃ
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