青森市古川「青森魚菜センター」の裏手に、軒先を路地に伸ばした建物があります。ここが「横山商店」、通称「はるえ食堂」です。市場のものを使った新鮮な総菜が人気ですが、一番人気は七輪の炭火でじっくり焼いて作られる「焼きおにぎり」です。
通称・はるえ食堂
横山商店は戦後間もない頃からの総菜屋さんで、現在店をきりもりする横山はるえさんの名前から、通称「はるえ食堂」などとも呼ばれています。小さな小さなお店ですが、実は多くの食通や有名人も訪れる名店です。
はるえ食堂の「焼きおにぎり」
「はるえ食堂」で焼きおにぎりを注文すると、「時間がかかるよ」と忠告されます。もちろん食べたいので「待ってます」と返答。はるえさんは、まず七輪で焼かれた売りものの鮭の身をほぐします。ほぐした鮭の身をご飯とよーく混ぜ合わせ、はるえさんの手のひらサイズでおにぎりを握ります。おにぎりは塩で味付けした上で、たっぷりのゴマをまぶして仕上げ、店頭の七輪の炭火で丁寧に丁寧に、ゆっくりと焼きあげていきます。およそ15分くらいかけて全ての面が焼けたら完成です。
焼きおにぎりと生姜味噌おでん
塩味のおにぎりをそのまま焼いているので味はシンプルですが、焼けたゴマの風味が香ばしく、鮭の風味が良い感じ。炭火で焼いてるので表面をしっかりと焼けていますが、中はふんわり柔らかい極上の焼きおにぎりです。総菜屋さんなのでおかずもよりどりみどり。好きなものをおかずに極上の焼きおにぎりをいただくのがオススメです。
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by yoshihito
横山商店(通称・はるえ食堂) | |
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場所 | 青森県青森市古川1-12-4 |
時間 | 早朝~夕方 |
料金 | 焼きおにぎり 1個180円 |
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