カホンと言う楽器を知っていますか?
カホンはペルー発祥の木製の打楽器で、ヨーロッパのフラメンコ界に取り入れられたことをきっかけに、その後ジャズやポップス、ロック、フュージョンなどあらゆる音楽に取り入れられています。日本への上陸は1990年代半ばと言われていて、最近では持ち運びが便利で気軽に演奏できることからストリートライブやアコスティックライブでも人気の楽器なんだそうです。
一見、四角い木の箱にしか見えないですが、実はこの木の箱、叩く場所や強弱によって様々な音色が出るすごい楽器なんです!
前面の真ん中辺りを叩くとドンドンとバスドラムのような低音が響き、前面の四隅や側面、縁を叩くとそれぞれ異なる音色が出るので、カホンに跨り音楽に合わせて平手や指先でリズムよく叩くと、カホン一つでドラムセットの様な役割を果たしてくれる優れものです。

カホンの材料となる木材は、一般的にバーチやブビンガ、メープルといった硬い材質で作られることが多いそうですが、写真のカホンの木材はなんと青森県特産のヒバで作られているんですよ!!
世界初!世界で唯一の「青森ヒバのカホン」なんです!
そしてこの青森ヒバ製カホンを作ったのが、音楽団体「Misawa Music Lovers」の代表を務める、ドラマー&パーカッショニストの長堀 晶(ながほり あきら)さんです。
東京・浅草生まれの長堀さんは現在三沢市に移住し、プロドラマーとしてメジャーアーティストをサポートしてきた経験を活かして、地域の人達と音楽を通じたコミュニケーションの場を創り出す活動をしています。
2015年11月には、奥様のMOMOさんと一緒にニューヨーク・カーネギーホールで開催された「花と音楽の祭典『カジキズ・アーティスト・ショー』」に出演し、その際、青森ヒバのカホンを持って行き演奏されたそうです。
青森ヒバの特性でもある森の香りのするカホンは、ニューヨークでも好評だったそうです。
仕事で出会った青森ヒバとプロミュージシャンとしての経験を活かして、残せるものを形にしたい。
そんな思いからチャレンジした世界初の青森ヒバ製のカホン作り。
現在は地元三沢市で開催するワークショップでのみ入手可能とのことです(今後の開催時期は未定)。
青森ヒバ製カホンの音色を聞いてみたいという方は、下記の日程・場所で聞くことができますので、興味のある方は主催者(MISAWA ART PROJECT)にお問い合わせください。
癒しの香りとまろやかな音色をお楽しみください!
by きむにぃ
Misawa Art Project | |
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場所 | 青森県三沢市中央町3丁目6-2 三沢うわさcafe |
時間 | 青森ヒバCajonで異文化交流!「This is a CAJON」 ・公開練習/発表会リハーサル 平成29年1月14日(土)16:00~18:00 ・発表会 平成29年1月15日(日) 13:00~15:00 |
料金 | 1月15日の発表会は観覧料500円(ドリンク付き) |
Webサイト | 青森ヒバCajonで異文化交流!「This is a CAJON」
長堀晶オフィシャルサイト |
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