新年の始まりは初詣から。
今年は平川市の古懸山国上寺に行ってきました。
ここのお寺をお詣りするのには理由があります。
津軽一代様をご存知でしょうか?
青森県津軽地方独特の習慣で、自分の生まれた年の干支を守り神とした信仰のことです。
津軽地方には、干支ごとに決められた神社仏閣が存在し、初詣を始め、厄払い、受検、就職など、人生の節目には自分の一代様をお詣りする風習が定着しています。
分かりやすい例を挙げますと、初詣で家族全員で檀家の寺をお詣りした後、子年のお父さんと長男は子の一代様の寺に、寅年のお母さんは寅の一代様の寺に、辰年の次男は辰の一代様の寺にそれぞれお詣りする、といった感じです。
この風習の確立時期は定かではありませんが、藩政時代から続いていると言われています。
(黒石観光協会のウェブで、津軽一代様の一覧が見られます)
http://kuroishi.or.jp/sightseeing/tugaruitidai
説明が長くなりましたが、今年は酉年なので、酉の一代様の国上寺にお詣りしに来たというわけです。
参拝者は酉年の人々に加え、自分のように酉年じゃないけど酉の一代様をお詣りする人々であふれていました。近くの住民に聞いたところ、やはり例年よりもかなり参拝者が多いとのこと。自分の後ろに並んでいた酉年の男性は、初詣は毎年神奈川県から国上寺に来ていると言っていました。すごいですね。
自分の健康、青森県の発展、昨年末に発生した鳥インフルエンザの完全なる終息を酉の一代様にしっかりお祈りした後、酉のかわいらしい素焼きのおみくじを買い、新年の気持ちを新たにしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
by りんごすたー
古懸山国上寺(古懸不動尊) | |
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場所 | 青森県平川市碇ヶ関古懸門前1-1 |
TEL | 0172-45-2446 |
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