昨年9月、おいらせ町鶉久保(うずらくぼ)に、「ファーマーズマルシェhitotsubu(ヒトツブ)」が開店した。珍しい野菜や農産物の加工品まで、“農”に繋がりのある商品ばかりを扱っていて、特に目の肥えた若い女性層に人気があるそうです。その人気の秘密をお伝えします。
先ず、お店の名前「hitotsubu(一粒)」に込められた意味を紹介します。
一粒の種から大切に育てられた農産物を美味しく楽しく大事に食べていただきたい・・・。
一粒の種から汗水流して作物へと育ててくれる農家さんに感謝し、応援していただきたい・・・。
形態は産地直売所だが、安さを売りにしないところが特徴
価格を決めるのは農家さん。自分が育てた農産物に責任を持ち、納得のいく仕上がりになった商品ばかり。消費者が求めるものは、安い商品ではなく、少し高くても付加価値があり、納得のいく、安心・安全な商品。価格は農家さんが自由に付けるが、安すぎないようスタッフが助言します。
作り手の想いを届けるのが使命
どんな方法で作った野菜なのか、どんな肥料や農薬を使用したのか、いつ収穫したのかなど、農家さんからしっかり話を聞いて、消費者に伝えます。安心して召し上がっていただくために、商品だけでなく、農家さんのこともしっかり伝えて、売り込んでいます。消費者にとっても、農家さんにとっても、ありがたい試みです。
珍しい野菜
店で取り扱う商品は、取れたての地場産野菜だけでなく、セロリの一種「セロリアック」やチコリの一種「トレビス」など、スーパーでは見かけない品種がずらり。ミックスリーフ、サラダミックス、エディブルフラワー、パクチー、トレビス、セロリアック、パースニップ、スティックセニョール、ミックスレタス等々、レストランで提供されるエディブルフラワーまで素材が盛りだくさん。
野菜の芸術!カービングピクルス
ピクルスに切り込みを入れ芸術作品のような形に仕上げた「カービングピクルス」など個性的な品々が多い。
「消費者と農家さんを繋ぐ架け橋になりたい。消費者が、『ただ安ければいい』という思いから農家さんを応援する気持ちに変わってくれたら嬉しい」とお店を運営する中浦さんは話します。
「私たちは、農家さんの作業に見合った適正価格で商品を販売し、彼らの想いを伝えることで、応援していきます。他店より高くても、納得していただける付加価値がある商品を提供したい」。
ただ美味しい野菜を食べるだけでなく、その野菜がどんな農家さんによって生産されたのか、どんな想いで生産されたのか知ることで、より美味しくいただけるのではないでしょうか。
おいらせ町にお越しの際は、是非一度お立ち寄りください。
by トリッキー
ファーマーズマルシェhitotsubu | |
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場所 | 青森県上北郡おいらせ町鶉久保53-3 |
TEL | 0176-51-7056 |
時間 | 午前9時~午後7時(4月~11月) 午前10時~午後6時(12月~3月) |
Webサイト | ファーマーズマルシェhitotsubu |
その他 | 定休日:年末年始 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。