毎年8月2日から7日に開催される青森市の「青森ねぶた祭」。熱い夏祭りに向け、雪深いこの時期からねぶたの制作が始まっています。
今回お邪魔したのは、青森市内某所の県庁ねぶた実行委員会の制作現場。例年5月半ばから、青森県観光物産館アスパムに隣接する青い海公園に大型ねぶたの制作小屋が立ち並び、ねぶたの制作が行われますが、実は、このねぶた小屋ができる前から、顔や手などの細かいパーツを作り始めているのです。
この日、作っていたのは、ねぶたの送り(後ろ側)のパーツです。
針金で、とあるものの輪郭を作成しています。ねぶたの題材によく登場するこちらは…
そう、馬です!(私のイメージで目と耳も描いてしまいましたが…。)針金を指やペンチで曲げていくのですが、曲線はなめらかに、角はきちんと角度をつけて、という作業は、やってみると結構難しいです。
そしてこちら。恐らくこのパーツを作らないねぶたはない…
手です!しかもグーです。
こんな感じの部分です。(平成28年の県庁ねぶた実行委員会(制作者:大白我鴻さん)の送り)
ちなみに、手を作っている方の胸にぶらさがっているテルテル坊主のようなものは、針金を留める糸の束です。一本すっと抜き、針金にかけたあと、木工ボンドを糸に付け、くるくるっと針金に巻きつけます。木工ボンドを付けているので、結び目を作らなくてもきちんと留まります。
こんなに寒い時期からねぶたを作り始めているなんて、青森のねぶたにかける情熱はすごいです。みなさん、今年の夏も楽しみにしていてください!
by はっしー
青森ねぶた祭実行委員会事務局 公益社団法人 青森観光コンベンション協会 | |
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TEL | 017-723-7211 |
Webサイト | 青森ねぶた祭 オフィシャルサイト |
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