自称「すじこ王国」青森県。青森県民にとって特別な食べ物「すじこ」ですが、青森市内で「すじこ」を食べることができるお店はそんなに多くありません。ましてや、東京で美味しい「すじこ」を食べることができるお店はなかなかありません。
隠れた名店も多い四谷荒木町にある”ねぶた”の顔の看板。青森感が漂うこのお店は青森PR居酒屋「りんごの花」です。食材の9割は青森直送というこのお店の代名詞になっているのが「筋子納豆」です。太宰治の小説「人間失格」の中で、「私は、筋子に味の素の雪きらきら降らせ、納豆に、青のり、と、からし、添えて在れば、他には何も不足なかった。」という一節があります。普通の人であればこの文章から料理のイメージがわくことはないでしょうが、自称「すじこ王国」の青森県民であればピンときます。これは「筋子納豆」だと。
どちらもクセが強く、ともすれば敵同士のような「筋子」と「納豆」のマリアージュ。それこそが「筋子納豆」の美味しさです。筋子のコクのある塩味が納豆を味付けすることで、納豆の美味しさが”斜め上”に底上げされ、実に見事に美味しいさの扉を開いてくれます。
ただ、この「筋子納豆」は青森県内でも知っている人と知らない人が分かれる食べ物の一つであることも事実です。
そんな「筋子納豆」を盛り上げるために組織されたのが「日本筋子納豆協会」。会長は「りんごの花」店長、横浜市出身青森大好き・小池さんです。「日本筋子納豆協会」では、「りんごの花」に訪れたお客さんと「筋子納豆」との記念写真をFacebookで公開するなど、「筋子納豆」の情報発信に務めています。
「りんごの花」をあまり紹介できませんでした。今度、機会をみて紹介しますが、まずは「筋子納豆」を食べてみてください!
青森市で「すじこ」を食べる!その1~六兵衛の焼きおにぎり
青森市で「すじこ」を食べる!その2~三九鮨の筋子巻き
青森市で「すじこ」を食べる!その3~山ざとの筋子茶漬け
by yoshihito
りんごの花 | |
---|---|
場所 | 新宿区荒木町11-24荒木町エーシービル1F |
TEL | 03-6380-6724 |
時間 | 17:00~23:30 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。