朝のニュースでは各地の桜の開花が報道され、少しずつ春の訪れを感じておりますが、青森の海の幸を見ても春の訪れを感じることができます。青森市古川にある青森市魚菜センターを訪れたところ、今が旬の「生ワカメ」と陸奥湾の「ホタテ稚貝」を見つけました。どちらも春限定のとても美味しい旬の食材です。
まだ若くて薄い生ワカメは、光にかざすと美しく薄茶色に輝きます。
薄茶色の美しい生ワカメをお湯に浸した途端に鮮やかな黄緑色に変わります。これをポン酢で食べると歯ごたえが有りながらも柔らかく、風味豊かな香りも味わうことができます。
次にホタテ稚貝です。酒蒸で調理すれば、ホタテ稚貝の独特の甘みを強く感じることができます。

食べ方の要領は片方の殻を外し、貝柱の下を擦るようにして剥がして食べるとスマートに食べられます。全国的にはムール貝の酒蒸しやガーリックバター炒めが有名ですが、青森では「ほたて稚貝の酒蒸し」が定番です。しかも「安くて旨い!」。

ホタテ稚貝は味噌汁にしてもとても美味しく頂けます。作り方は簡単。具材はホタテ稚貝のみで、沸騰したお湯にホタテ稚貝を投入し、お味噌で味を調えるだけで出来上がりです。ホタテ独特の甘みとうま味がお味噌汁の中に溶け出し、ひとくち口にすると、体に染み渡る美味しさです。

旬のものを旬の時期に。春らしい海の幸が続々と出て来ました。是非、青森の美味しい海の幸をご賞味下さい。
by お魚くいしんぼ
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