毎年春の訪れを告げてくれる山菜たち。
こごみ
ゼンマイ
今年は雪解けが早かったせいか、例年より10日ほど山菜の収穫時期が早いように感じます。
さて、そんな青森ですが、今年も山菜の王様がやってきました。
森の中の渓流沿いや湿地帯に群生する山菜「ミズ」。
東北地方では昔から身近な食材として親しまれていますが、実は北日本を除けば生息地が深い山地に限られているそうで、温暖な地域ではあまり馴染みのない山菜のようですね。
クセがなく、みずみずしいしゃきしゃきとした触感が心地よく、「ホヤミズ(ミズとホヤの水物)」、「塩昆布和え」、「油炒め」など、酒好き垂涎のおつまみとして夏から秋にかけて青森の食卓を彩ります。
夏のイメージが強いミズですが、実は毎年雪が消えるGW明け頃から収穫することができるんです。
ミズと言えば「皮むき」が大変なので買ったり貰ったりするのをためらうことがありますが、この時期は皮が薄くそのまま調理してもそれほど気にならないので、日頃ためらいがちのお母さんにもオススメですよ。
ちなみに青森では、夏になると親戚のおばちゃんがミズをもってきてくれて、母親が断ろうときわどい駆け引きを試みるのですが、多くの場合は家族総出で皮むきにあたるという光景を良く見掛けます。
山菜の王様「ミズ」。
今年も秋口まで我が家の食卓に君臨しそうです。
by めぐみるく
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