まるごと青森

焼き畑点火

八戸市南郷で息づく、縄文時代から続く焼畑農法

観光スポット 体験 | 2017-06-05 19:18

6月4日、時折雨がこぼれるあいにくの天気でしたが、八戸市南郷の「山の楽校」で実演された焼畑農業を見学することができました。

焼畑農業は南部地方では縄文時代から営まれていた、最も古いとされる耕作法です。昭和30年代、島守村(現在の八戸市南郷島守地区)では1度途絶えましたが、2009年、地元の方々の尽力により約50年ぶりに復活しています。

文字通り焼いて畑を作るのですが、まず伐採した樹木を乾燥させます。(写真の樹木は今回の実演のために、園地に用意されたものです。)

よく乾いた状態で点火します。燃えやすい赤松の枝に点火し、全体に燃え広がるようそれを使って数カ所に点火します。

火は徐々に燃え広がり、火が消えた部分には炭や灰が残ります。火が入ることで害虫や雑草が駆除され、その後も生育しにくい環境となり、残った炭や灰は自然の肥料になります。

2、3メートルの距離に近づくと全身に熱気を感じて、それ以上は進めないほどの熱量です。

それにしても、火が燃える様子を飽きること無く見続けられるのはなぜでしょうか。2時間ほどで全体が焼けました。

焼いた畑は「荒墾起し(あらきおこし)」という、畝を作っての畑作になります。焼畑農業は世界中で行われていますが、畝を作るのは南部地方だけ。そして畑では輪作が行われますが、小麦が作られるのも世界中でこの地方だけです。

このように「荒墾鋤(あらきすき)」という特別な道具を使って土を掘り起こしながら畝を作っていきます。地元の方は簡単そうに作業されていましたが、自分で体験してみると重くて長い鋤は全く言うことをきかず、足腰に大きく負担のかかる重労働でした。

この地方では「山の楽校」でしか行われていない焼畑農法。見学終了までどうにか天気も持ちこたえて、非常に貴重な体験ができました。

「山の楽校」では焼畑で栽培したそばから打った十割そばと、焼畑で栽培した大豆から作った味噌をこした「すまし」という調味料を使ったつゆで食べる特別なそばが食べられます。近くまでお出かけの際はお問い合わせのうえお寄りください。

byだーくほーす

 

 

山の楽校
場所八戸市南郷大字島守字北ノ畑6-2
TEL0178-82-2222
FAX0178-82-2222
時間8:00~17:00

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

タグ: 八戸市

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