これまでネガティブに捉えられがちだった、目的地間の移動時間の長さや移動の不便さ。
でも、サイクリング、カヌー、トレッキングなどのアクティビティや公共交通を自由に使い、「移動」そのものを楽しむ旅があってもいいじゃない。
時間にしばられず、移動手段にしばられず、自分のペースで地域の魅力を満喫する自由気ままなな旅のかたち。

それが、私たちが考える「アオモリ・モビリティ」です。
そんな青森ならではの旅の魅力を国内外に発信すべく、去る7月5日に官民一体のPRチームを結成しました。その名も「チームAAA(アオモリ・アクティビティ・エージェンシー)」。県内でアクティビティを提供しているプレーヤーさんと県庁職員で構成しており、今後、県内外のアウトドアイベントに参加し、「アオモリ・モビリティ」の旅の魅力を発信していきます。

キャプテンは弊社の社長、三村申吾知事
そんなチームAAAの活動のキックオフとして、7月8日、9日に開催されたモンベル社主催の環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT佐渡大会」にメンバー4人で参加しきました。


「SEA TO SUMMIT(シー トゥー サミット)」は、人力のみで海(カヤック)から里(自転車)、そして山頂(登山)へと進む中で、自然の循環に思いを巡らせ、かけがえのない自然について考えようという環境スポーツイベントで、2009年の鳥取県皆生・大山で初めて開催され、2017年は全国12地域で開催されています。

<SEA TO SUMMITオフィシャルサイト>
さてさて、佐渡大会のようすですが、1日目の8日(土)は、作家・環境マンガ家で「サラリーマン転覆隊」の隊長としても知られる本田亮さんの基調講演でスタート。

その後、本田さんのコーディネートで佐渡の自然を知り尽くす地元の3人を交えた「佐渡の大自然と魅力」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、1日目が終了です。
夜はメンバーのひとりが佐渡に友人がいるということで、その方を交えて佐渡の魚と地酒を堪能しました。

そして大会当日。2日目の9日(日)は、カヤック、バイク、ハイクで海(SEA)から頂(SUMMIT)を目指し、自然の循環に思いを巡らせます。

しかし、佐渡大会は佐渡スカイラインを駆け上る圧巻のヒルクライムが特徴の難易度「★★★★☆」の悶絶コース。始まる前から、自然に思いを巡らせる自信は全くありませんでした笑
そうこうしてるうちに大会がスタートしました。まずは佐和田海水浴場でカヤックを漕ぎます。

ヒルクライムのしんどさを知ってか知らずか、ベタ凪の好コンデジションのなか、カヤック担当の2人はなんだかとっても楽しげです。
一時間ほどでカヤックは無事到着。いよいよ、悶絶ヒルクライムがはじまりました。

写真は楽しそうかもしれませんが、炎天下の中、延々と続く激坂を走り続ける光景はまるで地獄絵図のようでした。
終わらない激坂に途中3度ほど心が折れましたが、メンバーの献身的なサポートのおかげてなんとか乗り切ることができました。バイクセクションも無事終了です。

そしてやすむ間もなくハイクに突入。予想通り、自然に思いを巡らせる余裕はどこにもありませんでした笑

ヒルクライムで疲弊した足にムチを打ち、地味~にきつい坂を5kmほど登ります。

そして、そして、遂に、遂に、

待望のフィニーッシュ!
しかし、コースは完走したものの、実は頂はもう少し上とのこと。

疲れ果て、ここのパートはほとんど記憶がありませんが、めでたく金北山の頂を制覇!
その後、ハイクのスタート地点まで下山。白雲台交流センター名物の「鬼盛りカレーうどん(3玉入り)」もついでに制覇し、閉会式の会場まで移動。表彰式と商品の抽選会が行われました。


チームAAAが用意した「アオモリ・モビリティ賞」は、抽選で島根県のサイクリング協会の方にお持ち帰りいただきました。

ちなみに、私たちのチームは、チームの部で、なんと第2位なんだそう!1位に1時間以上離されてのぶっちぎりの2位です笑
後日オフィシャルサイトでリザルトやフォトギャラリーがアップされる予定です。

今回の参加にあたり、青森のためにPRの時間を設けていただいたり特別賞を設けていただいたりと、大会関係者の皆様には感謝の言葉しか浮かびません。本当にありがとうございました。
おかげさまで、他の参加者の方から「青森さん」と声を掛けていただけました。大会中のコミュニケーションをつうじて、少しは青森の魅力を発信できたのかなと思っています。
佐渡の大自然を2日間で味わい尽くし、さみしいけれどグッバイ佐渡島。来年も必ず戻って来ます!

チームAAA、次は9月のSEA TO SUMMIT愛媛西予大会に参加予定です。
これからも頑張って「アオモリ・モビリティ」を発信していくぞっ!
エイエイエイッ!
by めぐみるく