伝統的建造物が残り、日差しや雪から人を守るアーケードが特徴の「中町こみせ通り」があることで知られる青森県黒石市。「ヤーレヤーレヤー」の掛け声のもと、毎年7月30日から8月5日まで「黒石ねぷた祭り」が開催されます。
青森ねぶたのような人形型と、弘前ねぷたのような扇型が共存しているのが特徴の黒石ねぷた。風情あるこみせ通りを練り歩く姿は幻想的です。
その黒石ねぷた祭りで実際に使われた本物の絵でうちわを作ることができると聞き、早速体験してみました。黒石市のこみせ周辺で、まち歩きツアーなどを実施しているNPO法人横町十文字まちそだて会が主催しています。場所はこみせ通りに位置する市民の交流の場「松の湯交流館」。
今回の体験参加者は10人。まずは昨年実際運行されたねぷたの絵が登場。さすがに本物はでかい!
このねぷた絵から、好きな部分を切り取ります。
参加者は悩みながらも自分だけの場所を切り取っていきます。
ちなみに、ねぷた絵は予想以上にデザインが繊細で色鮮やか。
黒石ねぷたは、弘前ねぷたと比べると小柄なこともあり、デザインが細かいため、うちわ制作は絵柄的にぴったりなのだそうです。なるほど納得。
色がにじまないように加工をした後、竹骨に糊で絵を貼っていきます。
表側に絵を、裏側には白紙を、それぞれ貼ります。
和気あいあいと作業をしていた皆様ですが、この作業の時は集中力が必要なようで、皆様無言になります(笑)
竹骨に貼りつけたら、乾くまでの時間はスイーツタイム。
この日はマンゴーサンデーが登場。飲み物付き。うちわの完成をイメージしながら甘いひと時を楽しみます。
さあ、ゴールは目の前。うちわからはみ出ている竹骨を切り取り、補強のため端にテープを貼ったら、世界に一つだけのうちわが完成。
元の絵が本物だけに、皆様すばらしい出来栄えです。
お役御免となったねぷた絵が色彩豊かな絵柄そのままでうちわとして生まれ変わります。明かりが灯ると模様が美しく映えて迫力が出るねぷたと同じく、光にかざすとうちわが更に美しく変身。
本格ねぷたうちわ制作体験は、年に3回予定されています。今年は8月12日(土)が最後となります。定員は15名なので、希望者はお早めにお申し込みください。
さあ、あなたはどこを切り取る?
ちなみに私はここを切り取りました。
by りんごすたー
NPO法人横町十文字まちそだて会 | |
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TEL | 0172-55-6782 |
FAX | 0172-55-6783 |
時間 | 8月12日(土) 13:30~15:30 申し込み方法は、ウェブサイトの申し込みフォーム、電話、FAXのいずれか |
料金 | 2,000円(税込) スイーツセット付き |
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