青森県むつ市大畑町には、開湯400年を超える薬研温泉があります。
その歴史は江戸時代に遡り、元和元年(1615年)、豊臣方の武将が「大坂夏の陣」に敗れ、落ち延びてきた先で発見したことがきっかけで開湯したのが、薬研温泉です。
さらにその昔、今から約1100余年前、恐山を開山下した慈覚大師が薬研を訪れる途中、崖から足を踏み外し、大怪我を負ってしました。そこへ大きなフキの葉を被った河童が現れ、背負って運んだそうです。気がつくと、慈覚大師は露天風呂に浸かり、すっかり痛みが消えていたそうです。
このことに感動した慈覚大師が、この露天風呂を「かっぱの湯」と名付けたと言われています。
露天風呂に浸かりながら、奥薬研の素晴らしい景色が眺められます。
また、奥薬研にはヒバ林と森林鉄道跡があり、散策しながら森林浴を楽しむこともできます。
スタート地点は、かっぱの湯の伝説の河童がフキを被った銅像の前です。
ここに森林鉄道の線路跡があります。
ずい道を通り抜けます。このトンネルは人の手で削り掘られ、コンクリートは一切使われていません。全て自然石です。
とても美しい景色が楽しめます。
岩盤のくぼみに入った小石が流れで回転して、岩石を削ってできる「ポットホール(甌穴)」を見ることができます。
吊り橋を渡ります。
スタート地点にあるレストハウスに到着です。
散策時間は、約1時間。景色を楽しみ、写真を撮りながら歩くと1時間30分くらいになると思います。
とても気持ちのいい、清々しい散策でした。
ちなみに、こちらのレストハウスには、露天風呂「夫婦かっぱの湯(有料)」と外に足湯があり、寛ぐことができます。
夏の深緑から秋の紅葉にかけて、奥薬研に出かけてみませんか?
きっと素晴らしい景色と気持ちのいい温泉が体験できると思います。
by トリッキー
修景公園奥薬研レストハウス | |
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場所 | 青森県むつ市大畑町薬研 |
TEL | 0175-34-2008 |
時間 | 時間:8:30~18:00(5月~8月は19:00まで) |
料金 | 【夫婦かっぱの湯】入浴料金:大人(中学生以上大人) 200円、小人100円、幼児無料 【かっぱの湯】無料(営業:4月初旬〜11月初旬)7:00〜17:00(水曜午前掃除) |
Webサイト | 夫婦かっぱの湯 かっぱの湯 |
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