東京・高円寺に今年4月オープンしたのが、「ほんずなし」。
「ほんずなし」とは津軽弁で「間抜けな・浅はかな」という意味です。
お店は高円寺駅から歩いて5分ほどの距離にあります。入り口の赤提灯が、遠くからでも目を引きます。
店内に入ると大迫力のねぶたの面があり、県内各地の銘酒が勢ぞろい。
BGMには青森のラジオが流れ、聞こえてくるお客さん同士の会話は津軽弁と、まさにドアを開ければ、即、青森です。
立ち飲み屋なので椅子席はありませんが、カウンターだけでなくグループ用にテーブルもあり、みんなでワイワイ盛り上がれる印象です。
取材日にもすでに3組のお客さんが盛り上がっていました。
懐かしの味、濡れ珍味
実はこのお店、青森市のヤマモト食品が手がけるお店で、各種商品を味わうことが出来ます。なかでも人気上位は、やはりこの3品。写真上から反時計回りに、ねぶた漬、味よし、ダイヤ漬です。
ねぶた漬は、海の幸(数の子、スルメ、昆布)と山の幸(大根、キュウリ)のお馴染みの醤油漬けで、青森市民のソウルフードと言っても過言はないでしょう。うん、美味しい!
味よしは、青森で半世紀以上も愛されるご飯のお供。ご飯に合うものが、お酒に合わないはずがなく、これも美味しい!
ダイヤ漬は、大きな大きな数の子を秘伝の製法で漬け込んでいて、プチプチ食感がたまらなく、やっぱり美味しい!
ここでしか味わえない、限定メニュー
続いて注文したのが、〆ニシンとイカタラコ。
〆ニシンは、大振りのニシンをさっぱりとした味付けに仕上げています。オススメの食べ方に従って、少しだけワサビをつけて食べると、もう箸が止まりません。
イカタラコは、イカがコリコリ、タラコがツブツブで、噛みしめるたびに旨みが口中に広がります。
なんとこの2品、現在はほんずなし限定での提供で、一般販売はしていないとのこと。つまり世界中で食べられるのはここだけ!!
一押しの逸品
そして、お店を訪れたら食べるべき逸品が、てんこ盛り丼。どうですか、このボリューム。
ねぶた漬、子っこちゃん、ねぶた松前漬、イカタラコ、数の子醤油漬がドーンと乗っています。こんなに贅沢なのに、お値段はなんと500円と激安です。
てんこ盛り丼を頼み、上に乗っている具材をつまみにし、締めにご飯を食べて帰るという常連の方もいるようです。
他にも自家製イカメンチやほたてフライなどのメニューがあり、ご飯にお味噌汁もあるので、お酒が飲めない人でも手軽に青森を味わうことができます。しかも、ご家族へのお土産用にテイクアウトもできます。
日本酒は青森の地酒を半合から注文可能で、黒板メニューには数量限定の珍しいお酒も。
ぜひ、懐かしの青森名物と美味しいお酒でお手軽にせんべろしてみませんか。
ただし、ついつい長居してしまって「ほんずなし」にならないようにご用心!!
by 第13太郎丸
ほんずなし | |
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場所 | 〒164-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目17-4 |
TEL | 03-6383-0974 |
時間 | 15:00~23:00 |
Webサイト | ほんずなし |
その他 | 不定休 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。