今では全国的なブランドになった「嶽きみ」。
今年も「嶽きみ」のシーズンが訪れたので、道路沿いに多くの露店が立ち並ぶ、岩木山麓の百沢地区から嶽地区、いわゆる「嶽きみロード」に行ってきました。平日の昼間だったので、土日のような「嶽きみ渋滞」はありませんでしたが、それでも、露店の前には車がけっこう停まっていました。最近は甘みの強いとうもろこしが喜ばれるため、そういう品種もありますが、「嶽きみ」はそれとは一線を画します。「嶽きみ」は、標高400~500メートルにある嶽地区で栽培、収穫されたとうもろこし。昼夜の寒暖差が約10度という厳しい環境で育てらるからこそ、格別の甘さと濃厚な風味が生まれます。穀物としての十分な美味しさが「嶽きみ」にはあります。「甘い」のではなく、「甘く育った」。この違いは大きいのではないでしょうか。
この日は、まず、嶽温泉を鰺ヶ沢方面に少し進んだ「今部農園」さんにおじゃまして、今年初の「嶽きみ」をいただきました。とうもろこしの味がしっかりしていて、そして甘い。今年も「嶽きみ」は美味しいことを実感です。
続いて、「小田桐農園」さんにおじゃまして、今年2回目の「嶽きみ」をいただくことに。ちょうど茹で上がるタイミングだったので、その様子も見させてもらいました。フタを開けた瞬間に広がるとうもろこしの香りはたまりません。塩分多めで茹でられているせいか、甘みが鮮烈に感じることができます。今年も「嶽きみ」は美味しいことを再び実感です。
そして次に「柴田農園」さんにおじゃまして、今年3回目の「嶽きみ」をいただくことに。1時間のうちに3本も食べると飽きがきそうですが、これが意外といけます。こちらの「嶽きみ」は穀物感が強く、その上で甘みもしっかりしている感じでした。今年も「嶽きみ」は美味しいことを三たび実感です。
岩木山麓の初秋の風物詩「嶽きみ」。今年もとうとうシーズンインです。今年は何本食べられるのか楽しみです!
yoshihito
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