まるごと青森

まるごと青森きのこパーティー!

グルメ | 2017-11-14 09:23

11月某日、青森市内の某所。ある大物ゲストを迎えて「まるごと青森きのこパーティー」が開催されました。とにかくきのこをお腹いっぱい満喫しようという素晴らしいこの企画。その日食べることができた、まさにきのこ尽くしの料理の数々をご紹介します。

まずは前菜から。
前菜には食前酒が添えられていました。

ウワミズザクラという山の木の実の果実酒で、ちょっと渋味のある味ですが、山の力強い香りを感じられるような味です。

そして、いきなりとんでもないきのこが登場しました。その美味しさも、貴重さも、松茸以上と言われる幻のきのこ「香茸」です。ちょうど先日テレビでも取り上げられていましたが、特に今年は本当に収穫量が少ないとのこと。その貴重な香茸は、牛肉と合わせて甘辛く味付けされていました。

口に入れると、濃厚な香りがいっぱいに広がります。とっても濃厚なのにしつこさがなく、いつまでも噛み締めていたいと思ってしまうような美味しさを持ったきのこでした。

きのこだけでなく、山菜も次々と登場。こちらはぜんまいのごま和えです。津軽地方の私の実家でもよく食卓にのぼっていた懐かしい一品です。

少し甘味が加えられていて、それがぜんまいの香りととても良く合います。

そして、こちらも家庭でもよく食べられる「きのこの佃煮」です。

ムキタケ、クリタケ、そしてえのき茸と3種類ものきのこがふんだんに入っています。ちなみに、天然のえのき茸は茶色で傘も開いているので、普段スーパーで目にする白いえのき茸とは全然似ていません。

そして前菜最後の一品は、これもまたとても珍しい「岩魚の飯ずし(いずし)」です。

飯ずしとしてよく食べられるのは、鮭やホッケ、ハタハタなどですが、岩魚の飯ずしは見るのも食べるのも初めてです。気になるようなクセは全く感じられず、頭までとてもおいしくいただきました。

続いてはきのこがたっぷりのお碗です。

入っているのは、フユヤマタケとバカマツタケ。バカマツタケはアカマツなどの林ではなく、広葉樹の林で獲れることから、この名前が付けられたとのこと。味も香りも本家の松茸に勝るとも劣らないそうで、出汁だけでなく、部屋いっぱいに香りが広がっていました。

そして、個人的には大喜びのボリュームのある焼きうどんが登場。

こちらはチチタケというきのこ。とてもおいしい出汁が出るそうで、うどんに絡むだけでなく、一緒に炒められたナスにたっぷりと染み込んでいて、止まらない美味しさでした。

続いては、お重が登場しました!

シモコシというきのこや山菜の美味しい出汁が、肉厚の身欠きニシンにもしっかりと染みている絶品です。薄めの味付けになっていて、食材それぞれの持つ香りや美味しさが味わえました。

パーティーはまだまだ続きます。こちらも主に津軽地方で食べられる、炒め物です。

こちらに入っているのもシモコシというきのこ。豚肉の脂の旨みがきのこ、たけのこに合わせると、とてもよく合います。甘辛い味付けで、お酒もごはんにどんどん進んでしまう一品です。

そして、この季節には欠かせない料理といえば、そう鍋です!

とにかくきのこだらけのこの鍋には、シモコシ、ハタケシメジ、ムキタケが入っています。ハタケシメジの香り、ムキタケのツルッとした独特の食感。きのこの旨みが詰まっていて、もちろん体も温まる、この時期にはたまらない一品です。

ここで洋風の一皿が登場しました。きのこをたっぷり包んだオムレツです。

すみません。食べることに夢中になって、肝心のオムレツの中身が撮影できていません。ふわふわの卵に包まれていたのはアカモミタケというきのこ。きのこの香りとバターの香りの組み合わせがたまらなく美味しいことを実感できる一品でした。

きのこを満喫してきたパーティーもついに終盤。さっぱりといただける酢の物が登場。

ハナビラタケというこのきのこはシャクシャクとしたおもしろい食感。白っぽい見た目が菊の黄色と合わせるとよく映えますね。

そして、続いてもさっぱりといただけるお浸しですが、

わらびのお浸しが山盛りで登場。こんなにたくさんいただける機会はなかなか無いです。でも美味しいのでたくさん食べられちゃいます。とても贅沢ですよね。

まさにきのこづくしのフルコースの最後を締めくくるお食事。洋風の炊き込みご飯とみそ汁です。

炊き込みご飯に入っていたのはアカヤマドリというきのこ。きのこの香りとベーコンの香りが楽しめる、ピラフのような炊き込みごはんです。そしてみそ汁。ナラタケというきのこで、青森ではサモダシと呼ばれています。このサモダシのみそ汁は、個人的にも「毎年この時期には必ず飲まないと」というほど欠かせないもので、今年最初の1杯を満喫しました。

もう二度と味わうことができないかもしれないほど貴重な幻のきのこ「香茸」の登場への驚きから始まり、次々と運ばれてくるきのこと山菜尽くしの料理の数々には、他にも初めて食べたきのこもあり、その香りと味、食感に驚いてばかりの時間でした。そしてどの料理も本当に美味しかった。このパーティーに参加できたこと自体が、とても貴重な体験でした。

byだーくほーす

 

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

タグ: 青森市

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

ヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣り

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ