緑の芽吹きが待ち遠しい今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?
こちら青森は、もしかして一生春が来ないんじゃないかと思うくらいの雪に埋もれながら生活しています。
さて、そんな青森ですが、雪に埋もれた青森でこそ、本当の青森の魅力が味わえると自負しております!
冬の観光資源が少ないと言われて久しいですが、最近では、雪化粧したブナの森と十和田湖を独り占めできる「十和田湖ウインターカヌー」や、八甲田の豪雪振りを味わう「極寒クレイジーな超絶ホワイトアウトツアー」など、冬の魅力を満喫できる新たなアクティビティがぞくぞく誕生してます。
<ウインターカヌー/NEx GREEN HOUSE>
(WEB SITE/更新中)
<超絶ホワイトアウトツアー/また旅クラブ>
(WEB SITE/http://matatabi-club.com/)
ということで、本日は、こちらも最近じわじわと人気が高まっている、極太タイヤで巡る冬の自転車ツアーに密着してきたので、その様子をお届けします!
ツアーに参加するのは、コミックス累計1700万部を超える大ヒットアニメ「弱虫ペダル」で、京都伏見高校のキャプテン“石垣光太郎”の声優をつとめる「野島裕史」さん御一行!
<野島裕史さん>
ちなみに、今回のツアーは、昨年の11月のサイクルモードで青森ブースにお寄りいただいた際にお誘いし、今回めでたく実現したもの。
※左側はサイクリングガイドの江利山さん
ではでは、さっそく行程をご紹介。
[DAY1]
AM 弘前城にぼしライド
PM 大鰐温泉足湯ライド
秘湯「酸ヶ湯温泉」泊
[DAY2]
AM 奥入瀬渓流氷爆ライド
PM 銘酒&ソールフード巡り
と、青森のキラーコンテンツをこれでもか!っていうくらい詰め込んだ自転車旅です。
では、少々長くなりますが、さっそく旅のようすをレポートしていきます。
DAY1
この日は、弘前市周辺で自転車や登山などのアクティビティガイドをしている101デザインズの花田カズオさんに案内していただきました。
<花田カズオさん(JCA公認サイクリングガイド)>
(WEB SITE/http://ca101d.com/)
今回の旅はラジオ局の収録と雑誌の取材を兼ねているので、自転車に撮影機材を装着。
まずは午前の部、弘前城にぼしライドスタートです。武家屋敷が並ぶ小路を通り抜け、弘前城を目指します。
新雪を、極太タイヤで「キュウキュウ」と踏みしめながら公園内をライディング。
ほどなくして弘前城に到着。
上品で、風格ある佇まい。
一面の雪、白壁、屋根瓦の黒が見事なコントラストで、思わず息を飲みます。
記念撮影を終え、次は追手門を目指します。
追手門に到着したところ、なんと雪灯篭の解体現場に遭遇!
弘前出身の花田さんでさえも見たことがなかったなんとも残酷な光景でしたが、みなさん面白がって動画を撮りまくってました。
追手門は解体作業で封鎖されていたので、市立博物館側から外へ出て、旧陸軍師団長の官舎(1917年建設)を改修したオシャレなカフェでひとやすみ。
野島さんは、窓際で優雅にコーヒーを飲みながらさっそくSNSに投稿していました。
30分ほど休憩し、ふたたび園内を通って花田さんの事務所へ戻ります。
帰り道は、みなさん極太タイヤにも慣れたようで、降り積もった新雪の上を漕ぎ進み、そして派手に転んでました笑
「モノトーンの世界の中で、朱色の欄干が印象的だった」と野島さん。
2時間弱のライドでしたが、雪化粧した武家屋敷や弘前城に感動したようす。
午後の部に向け、自転車をサポートカーに積み込み。青森名物「にぼしラーメン」を平らげ、大鰐温泉方面へワープ。
午後は、温泉もやしで有名な「大鰐温泉」駅を目指し、ひとつ手前の石川駅からライドを楽しみます。
では、大鰐温泉足湯ライド、スタートです!
りんご畑を駆け抜けて、ホワイトアウトもなんのその、一路足湯を目指します。
大鰐温泉駅に着く頃にはウエアに積もるほどの雪が降っていましたが、みなさん笑顔でライドを楽しんでいました。
1時間ほどで目的地に到着。
こちらは、大鰐温泉駅前に設置されている無料の足湯で、もちろん天然温泉です。
ここのお湯は、足湯に入るだけで体がぽかぽかになる泉質なんだそう。この日もベテランのお姉様お二人がいらしてました。
入浴中、お姉様との交流も楽しみ、体も心も芯からぽっかぽか。以上で本日のライドは無事終了。本日の宿・秘湯「酸ヶ湯温泉」へ向かいます。
小1時間ほどで「酸ヶ湯温泉」に到着。
(WEB SITE/http://www.sukayu.jp/Tops/index)
酸ヶ湯と言えば、なんと言っても総ヒバづくりの千人風呂。硫黄の匂いがたちこめた巨大な湯船に浸かり、旅の疲れを癒します。
そして、夜はやっぱり地酒。
奥入瀬の地ビールからの銘酒の飲み比べセットと、青森の地酒を堪能していただきました。
DAY2
酸ヶ湯温泉に後ろ髪をひかれながら、この日は奥入瀬渓流へ。
十和田湖畔をスタートし、渓流沿いを走る約15kmのライドです。
2日目はガイドさんがスイッチ。
奥入瀬を案内いただくのは、冒頭で野島さんの隣に写っていた、(一社)スポーツ・イノベーション・アライアンス東北の常務理事であり、自らサイクリングガイドもこなす江利山元気さん。
<江利山元気さん(JCA公認サイクリングガイド)>
(WEB SITE/http://sia-tohoku.or.jp/)
本日のコースのみどころは、なんといっても青空と雪化粧したブナ林のコントラスト、そして岩から染み出した水が凍ってできた巨大な「氷爆」。
圧倒的なスケール感に大自然の雄大さを感じずにはいられません。
本日の氷爆ライドは、途中途中で滝や氷爆に立ち寄りながらツーリングしていきます。
では、ライドスタート!
<銚子大滝>
<雲井の滝>
<馬門岩の氷爆>
雄大な大自然の景色をカメラで切り取りながら、青空のもとを駆け抜けます。
こんな感じでライドは無事終了。2時間ほどで目的地の石ヶ戸に到着し、甘酒で冷えたからだを温めます。
冬の青森にしかない魅力がある
2日かけて、弘前城、大鰐温泉、酸ヶ湯温泉、そして奥入瀬渓流と、本県を代表する観光地を極太タイヤで巡る冬の自転車旅。
「冬のサイクリングは初めての体験。弘前城は新緑の季節に走ったことがありましたが、全く違う風景で楽しめました。大鰐温泉は吹雪でしたが、あれはあれで青森らしい体験。今日の奥入瀬は、大自然の中に入り込んだ感覚。銀世界の中を、風の強さや雪の感触、滝の音を五感で味わい、まさに自転車の醍醐味を改めて感じました。」と野島さん。
「次はピンク色に染まった弘前城を観たい。」そう言ってくれた野島さん。
スタッフ一同お待ちしてますので、是非いらしてくださいね!
帰り道、御一行は、地元の酒屋とスーパーに立ち寄り、青森の銘酒「豊盃」やスーパーソールフード「源たれ」「みそカレー牛乳カップラーメン」などを購入していました。
スーツケースと青森のスーパーの袋を一緒に持って新幹線に乗る姿を想像したら、少し笑いそうになりました笑
「寒そう」「移動が大変そう」「見るものがなさそう」など、冬の青森は悪いイメージが先行しがちだけれど、冬だからこそ感じられる雪や風の感触、青森だからこそ体験できる冬のアクティビティ、そしてあなただけにこっそり教えるとっておきのグルメなど、今だけの魅力がぎゅっと詰まっています!
次の旅先、冬の青森にしてみませんか?
by めぐみるく
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。