まるごと青森

twitter facebook rss

笹餅を作り続ける91歳のおばあちゃん、桑田ミサオさんのこしあん作りを見学しました!

グルメ 特産品・お土産 青森の人 | 2018-03-20 00:38

五所川原市金木町で笹餅を作り続ける91歳のおばあちゃん、桑田ミサオさん。先日、ミサオさんのこしあん作りを見学させていただくことができました。こしあんは笹餅にも使われるもので、このこしあんもミサオさんが手づくりしています。

まずは、煮た小豆に水を加えてふるいにかけ、皮を除きます。もちろん、この小豆もミサオさんが煮たものです。

ふるいに残った皮は、ミキサーにかけます。

ミキサーにかけた皮を、再びふるいにかけます。皮の部分も少しでも無駄にしないようにしたいのだそうです。

そうしてボウルに溜まった小豆の溶け込んだ水を、濾し袋に入れます。こしこ

濾し袋を水にさらし、水の中で揉みながらアクを抜きます。

水から上げた濾し袋は、しっかりと水を切ります。

このようにして、きめの細かい舌触りの良いこしあんになります。

文章で説明するとあっという間のようですが、何度もふるいにかけ、冷たい水にさらし、笹餅づくりに必要な分のこしあんを作るためには、この工程を何度も何度も繰り返すことになります。濾し袋の水切りは、ミサオさんが全体重をかけての大変な力仕事です。

そして、こしあんを笹餅に使うためには、さらに砂糖を混ぜ合わせる工程があります。

先ほどのこしあんを火にかけ、砂糖を混ぜ合わせたらひたすら木べらで混ぜ続けます。

砂糖が溶けきっても、まだまだ終わりません。焦げ付かないように、まんべんなく混ぜ続けます。

途中、少しだけ手伝わせていただいたのですが、固さが変化していくあんをまんべんなく混ぜるのが難しく、うまく混ぜられずにあんが手に跳ねると火傷しそうなほどものすごく熱いので、とても大変な作業です。

混ぜ続けること40~50分。このようにすっかり色が変わって照りが出てきます。木べらで混ぜた時に底が見える固さになったらようやく完成です。

こしあん作りが始まってから、ほとんど立ちっぱなしで作業しているミサオさんの姿に、1個の笹餅ができあがるまでの労力の大きさと、90歳を超えているおばあちゃんの元気さを、改めて実感することができました。

小豆の煮方や、こしあんの作り方、笹餅の作り方などの詳細は、桑田ミサオさんの著書「おかげさまで、注文の多い笹餅屋です」に記されていますので、そちらもご覧ください。

byだーくほーす

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

郷土料理三味線ご当地新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館ツアー歴史・文化紅葉ライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然自然アートランチ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀グルメ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣り食堂弘前八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳ヒバブナコ岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜鉄道津軽毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食りんご三内丸山遺跡青森太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流白神山地温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶり果物山菜・きのこ絶景自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物カフェ・レストラン米・パン・穀物ウニ津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメお酒寿司津軽海峡缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理ラーメン野菜居酒屋・バーカレーカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンスイーツ魚介種差海岸アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACOまち歩き肉・卵十和田湖お土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし伝統工芸田んぼアートマグロ蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アート

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ

青森県の暮らしぶりを訪ねる旅