青森県の郷土料理の一つ「貝焼きみそ」。
帆立貝を鍋がわりに、具材に帆立の貝柱を入れて、卵とじしたものが一般的ですが、同じ県内でも、下北地方ではその呼び名が「貝焼き」として親しまれています。
具材は、帆立の他にも、魚介に限らず旬の野菜や肉など様々あるようです。
今回は、津軽の「貝焼きみそ」とは一味違う下北の「貝焼き」を食べにむつ市にある武田屋に行ってきました。武田屋のかやきは、貝(けっから)を使って焼き締める(煮る)料理です。
具材を出汁に入れて火にかけ、焦げないように混ぜながら全体を煮詰めていきます。
煮しめて、煮しめて、お焦げ状態になったら食べごろです。
最初はこんな感じ。具材は、イカの塩辛と大根おろし。火にかけて、これを煮詰めていきます。
焼き締めて、出来上がりはこんな感じです。
イカの塩辛の旨味と出汁が大根おろしに染みていて、本当に美味しいです!
ご飯のおかずに合いますが、どちらかと言えば、お酒のお供にピッタリだと思います。
面白いことに、具材のイカの塩辛は生でも食べられるので、火にかけて食べながら、焼き締めて、お酒が楽しめます。
そして、どんどんお代わりを追加投入していけるので、いつまでも食べ続けられます。
武田屋では、通年で提供しているかやきは4種類くらいありますが、その時期によって旬の魚介や野菜を使ったもの、またはお肉も使って50種類は提供できるそうです。これまで味わったことのない貝(けっから)を使った料理が味わえて本当に楽しかったです。
皆さんも、機会があれば、ぜひ一度お試しください。
by トリッキー
場所 | 青森県むつ市柳町1-1-7 |
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TEL | 0175-23-7811 |
FAX | 0175-22-2701 |
時間 | 17:30~23:00 |
Webサイト | 武田屋 |
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