今日は「奥入瀬渓流」を紹介します。
「奥入瀬渓流」のベストな時期は秋の「紅葉」と思っている方も多いと思いますが、今の時期は若葉が出始め、艶やかな緑色「新緑」を思いっきり味わう事が出来ます。
しかし、時期も限られているため貴重で、この時期を狙ってくるファンが一番多いとか。
ということで、5月8日、初めて「初夏の奥入瀬渓流」を散策してきました。
スタートしたのは「石ヶ戸」です。
二本の桂の木に1枚の大きな岩が寄りかかって岩屋が作られており、とても不思議な光景です。
一昔、旅人から金品を奪っていた美女の盗賊がここを棲家としていたとの伝説があります。
水の流れをみてください。 水が本当に透き通っており、流れの穏やかな場所では目視で魚を確認する事が出来ます。写真で全てを伝えきれないのが無念です。
こちらは「阿修羅の流れ」です。 岩をも砕いてしまうような激流で、戦いの神「阿修羅」と名付けられるのも納得です。
息を飲むほどの迫力ですが、遊歩道から安全に見る事ができます。
続いては「雲井の滝」です。 高さ25mから三段になって落下します。真近で見ると圧倒されてしまいます。
一説によると、奥入瀬渓流の中で一番「マイナスイオン」が発生している場所だとか。
そして、今回のゴール地点「銚子大滝」です。
奥入瀬渓流の滝で一番の水量を誇る銚子大滝は幅20m、落差7mと存在感抜群です。渓流を遡上してきた魚を拒む、別名「魚止めの滝」とも言われています。
今回、奇跡的に「虹」とのツーショットを撮影する事が出来ました。
ここで、奥入瀬渓流に欠かせない「苔(コケ)」を紹介します。
渓流の苔は、長い年月をかけて草木が育つために必要な土を作り、森を作ってきました。そして、今は成熟した森の中で、空気中の湿度や土壌の水分量を調整する役割を担っており、「奥入瀬渓流」全体を優しく包んでおります。
手をあててみると、フワフワで暖かく、まるで毛布のようなさわり心地です。
また、ルーペを使って素敵な「苔」の世界を覗いて見てはいかがでしょうか?
さらに、強力な味方「電動アシスト付き自転車」のご紹介です。
「奥入瀬渓流」をゆっくり歩きながら全身で感じることが一番なのですが、全長14キロ、時間にして4時間半位(※個人差があります)と長いです。
「電動アシスト付き自転車」で風を感じながら散策する事もお勧めです。
以上、「奥入瀬渓流」のほんの一部を紹介しました。
「奥入瀬渓流」には春夏秋冬それぞれの表情があり、何度訪れても新しい発見が出来ます。国から特別名勝、天然記念物に指定されている事も納得できますね。
空気が澄みきっていて、「青森県で最も深呼吸をしたくなる場所」の一つに、勝手に認定させてもらいます。
新緑を感じるには今がチャンスです。
皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
by よっちゃん
奥入瀬渓流館 | |
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場所 | 青森県十和田市大字奥入瀬字栃久保183 |
TEL | 0176-74-1233 |
時間 | 9:00~16:30 |
料金 | 〈渓流足ストサイクル〉 電動アシスト 4時間1,500円 |
Webサイト | 奥入瀬渓流館 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。