青森県下北郡佐井村。
下北半島国定公園の名勝にして、日本ジオパーク認定ジオサイトの絶景「仏ヶ浦」へ渡る観光遊覧船の発着場を兼ねた観光施設「津軽海峡文化館 アルサス」。
今年、このアルサス横に新たなフードスペース「ちょこっと」ができました。

この「ちょこっと」、名前に反して超高いポテンシャルを秘めた場所だったので、レポートします。
1つ目は、絶品おにぎりのお店「おにぎり・総菜コーナー」さん。

サラダやちょっとしたおかずなどの惣菜を扱っているこのお店のイチ押しが「うにぎり」。
ウニで有名な佐井村ですが、その佐井産の塩ウニが入ったおにぎり。うにのおにぎりだから「うにぎり」です。

このうにぎり、注文を受けてから作るのですが、これが超贅沢。




塩ウニは、とれたてのウニを加工して塩ウニにした自家製のもの。保存料を使っていないのでウニ本来の風味が味わえます。
しかも、おにぎりの具としては、生ウニより塩味があるのでごはんにマッチ!
そして、知っていただきたいのが、「佐井産岩のり」。

「岩のり」は、海の岩場に生えている天然の海苔のこと。このうにぎりで使用している海苔は、12月頃から2月頃の冬場に採られた「寒海苔」という、超レアな海苔。
この寒海苔を、包丁で叩き、細かくして、すだれで熨して、干して焼いて焼海苔にしたもの。
一般には販売されていない超貴重な天然海苔を、秋までの期間、ここで提供するおにぎりのために確保したんだそうです。

筆者は佐井村のウニは何度も食べたことがあるので、ウニ自体の美味しさは知っていましたが、この寒海苔に包まれたうにぎりは、別格。
醤油で軽く味付けされた海苔の中にある甘みと、磯の香ばしい香り。海苔本来の味が楽しめます。この岩のりで具が佐井のウニなんて、これ以上贅沢なおにぎりは滅多にお目にかかれないのではないでしょうか。

ウニは苦手だけど、この特別な岩のり「寒海苔」のおにぎりを食べてみたい!という方には、昆布、梅、ツナ、鮭の岩のりおにぎりもあります(こちらは各300円)。
岩のりのおにぎりが食べられるのは秋ごろまで。1日計10個限定ということなので、食べてみたい!という方は、早い時間にぜひ行ってみてくださいね。

次にご紹介するのは、「cafeいおり」さん。

こちらでは、ブレンド含め9種類のコーヒー豆を揃え、注文を受けてから豆を挽き、1杯ずつ淹れる、本格的なコーヒーを250円からの格安で提供しています。



このコーヒーに合うのが佐井産烏骨鶏の卵で作った「自家製プリン」(250円)。
プリンの味が濃く、なめらかな食感が楽しめます。こちらも数量限定。


そして最後にご紹介するのが、「うんたん焼き」が食べられる「潮風」さん。

佐井村のマスコットキャラクター「雲丹(うんたん)」の焼き印を押したおやきで、1つ100円で提供しています。

しっかりとした生地の中にあんこがぎっしり詰まってて、ずっしりとした食べごたえのあるおやきです。

以上の3店が入ったこのちょこっとは、カウンター数席と小さいテーブルがあるだけのちょこっとしたスペースなのですが、中身はとっても充実した施設です。

絶景仏ヶ浦のある佐井で絶品フードが楽しめる「ちょこっと」。
週末の下北半島ドライブや、仏ヶ浦観光にお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

byかろ玉子
アルサス横「ちょこっと」(佐井定期観光株式会社) | |
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場所 | 青森県下北郡佐井村大佐井112 |
TEL | 0175-38-2255 |
FAX | 0175-38-4525 |
時間 | 10:00~16:00(不定休) |
料金 | 「おにぎり惣菜コーナー」 ・うにぎり 500円/個 ・岩のりおにぎり 各種 300円/個 (1日合計10個限定) 「Cafeいおり」 ・本日のコーヒー 250円 ・自家製プリン 250円/個 (数量限定) 「潮風」 ・うんたん焼き 100円/個 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。