店名に「青森」がついている居酒屋があるという噂を聞きつけ、いざ亀戸へ。
今回お邪魔したのは、2018年6月にオープンした居酒屋『青森Souls』です。
金魚ねぶたや地酒の酒樽、「めぇ〜どぉ〜(※おいしいよ)」の暖簾・・・。これは間違いない!
お店を切り盛りするのは、つがる市(旧稲垣村)出身の佐々木姉妹。店主の富美子さん(右)は、5月まで五所川原市内で居酒屋を19年経営されていました。
県内各地と同様、五所川原市内も年々お客さんが減り続ける中、以前から東京で勝負してみたいという思いがあった富美子さんは、一念発起し亀戸で勝負することを決意。
理容関係でお仕事をされていた姉の恵留子さん(左)を誘い、たった1ヶ月の準備期間の中でお店をオープンさせました。
以前の居酒屋では地元食材を使った創作料理を中心としたメニュー構成でしたが、東京進出にあたり、青森食材そのものの良さを味わってもらいたいという思いから、一目見た瞬間「これぞ青森居酒屋のメニューだ!」と言われるようなものにしたとのことです。
それでは、お店厳選メニューをご紹介します。
まずは青森居酒屋メニューの定番その1
【こまい生干し焼き】
(※こまい:タラの一種。カンカイとも呼ばれ、干物は軽く炙ってマヨネーズ・醤油・七味唐辛子などで食べる)
肉厚のこまいはこれだけで日本酒何杯でもいけてしまう!
続いて定番その2
【たらたま】
(※干物のタラの身をほぐし、醤油少々の生たまごにからめていただきます)
藤崎町のおいしいお米を食べて育った“白い黄身”と呼ばれる高級鶏卵「こめたま」との相性抜群!たっぷりとからめてご賞味あれ!
【馬刺(赤)、タテガミ刺(白)、レバ刺(黒)】
続いては馬肉。
青森県は古くから馬産地として発展してきた歴史があり、一般的に馬肉が食べられてきました。馬肉の生産量は、熊本県、福島県に次いで全国第3位です。
このお店では、真空パック詰めにして生の状態で地元から仕入れているとのことで、肉の旨みがとても奥深い感じがしました。ちなみに馬刺とタテガミ一緒に食べるのが通の食べ方です。レバ刺は特製ごま油のタレでいただきます。
お次は、
【嶽きみの天ぷら】
嶽(だけ)きみは、弘前市嶽地区で栽培され、高地の昼夜寒暖差により驚くほどの甘みがある全国ブランドのとうもろこしで、お店では天ぷらを味わうことができます。あまりの美味しさにおかわりをする人が多いそうです。
次は、これぞ青森の家庭の味。
【わらびの一本漬(下)とみず(上右)、みずのこぶ(上左)】
(※みず:東北地方の山菜。シャキシャキとした歯ごたえが特徴)
(※みずのこぶ(ムカゴ):口に入れると「ねっとり」と「シャキッ」が混ざり合う絶妙な食感)
このみごとなわらびの一本漬は佐々木姉妹のお父さんが県内の秘密の場所で採ったものを塩漬けにして送ってくれているものだそう。
現在の絶妙な塩加減に仕上がるまで、数年の試行錯誤があったということでした。
さらに、みずやこぶなど山菜珍味も食べることができました。
【青天の霹靂すじこ巻と十三湖しじみの味噌汁】
そして本日の〆は、青天の霹靂のすじこ巻と十三湖しじみの味噌汁でフィニッシュ!
もちろん青森県内各地の日本酒の種類も豊富です。
青森Soulsの魅力は、なんといっても青森居酒屋の定番メニューをそのまま味わうことができること。
加えて佐々木姉妹の津軽弁とおいしい料理、地酒・・・何ともいえない居心地のよさがあり、まるで青森で飲んでいるような感覚になってしまいます。
姉妹曰く、青森県民の熱い心やチャレンジする自分たちの気持ち(魂)が青森soulsという店名の由来となっているとのことで、これからはより多くの方に青森食材と郷土料理のおいしさとすばらしさを伝え続けていきたいとのことでした。
皆さん、青森の雰囲気と味を楽しみに是非お越しください。
今日はごちそうさまでした。また来ます!
byしゃこちゃん星人
青森Souls | |
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場所 | 東京都江東区亀戸6-24-1 |
TEL | 070-4501-1124 |
時間 | 火 17:00〜00:00 水〜金 16:00〜00:00 土日祝 15:00〜00:00 LO:料理23:00、ドリンク23:30 定休日 月 |
料金 | 馬刺 1100円 馬タテガミ刺 780円 馬レバ刺 1200円 わらびの一本漬 480円 こまいの生干し焼き 680円 たらたま 580円 嶽きみの天ぷら 680円 すじこ巻き 400円 しじみの味噌汁 380円 (価格はすべて税抜) |
Webサイト | 青森Souls(公式) 青森Souls(facebook) |
その他 | <アクセス> JR亀戸駅 北口 徒歩3分 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。