新年あけましておめでとうございます。
年末年始はゆっくり過ごされたでしょうか?
今年も「まるごと青森」では素敵でワクワクするような情報をたくさん発信し、皆さんに「青森ファン」になって頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、2019年最初の投稿は「津軽びいどろ」です!「津軽びいどろ」とは、職人さんが「吹き竿」というパイプ状の竿を使って、その先端に溶かしたガラスを巻き付け、回転させながら「宙吹き」という息を吹きかけて作るガラス工芸品です。職人さんの思いが詰まった作品はもちろんですが、「お洒落」「可愛さ」も兼ね備えているんです。そんな「津軽びいどろ」を思う存分に体感させてくれる、素敵な空間へ行ってきました。
青森市桜川地区にある和食器を中心に集めた雑貨店「miageru.」さんです。店内はとてもお洒落な雰囲気で、ゆっくりとした時間が流れています。店主の金原さんは青森県立美術館で働いた経歴を持ち、店内の壁や床は青森県立美術館を参考にしているそうですよ。
そしてお待ちかねの「津軽びいどろ」です。「盃」と「徳利」のセットで、日本酒を頂くのが一番の楽しみ方であると「津軽びいどろファン」の意見が多いとか!?
アングルを変えてもう一枚ご覧ください。たくさんの種類があり、大きさも異なります。同じデザインの「盃」でも、一個一個が手作りのため色合いが若干異なります。自分だけの「盃」って嬉しいですね。
もちろん「グラス」もあります。ちょっとした休憩時間にリラックスしながらゆっくりとお茶を頂くのはどうでしょう?
そして「彩手鞠」です。手のひらサイズですが、もちろん手作りなので、大きさも一個ずつ違います。店主のおススメは一輪の花を挿して部屋に飾ることだそうです。
「津軽びいどろ」に夢中になっていると、珍しいデザインの「りんごジュース」を発見しました。こちらは、東日本大震災で親御さんを失った子供たちへ、青森より支援するプロジェクト「tovo(トヴォ)」のチャリティー商品だそうです。「あなたがたのそばにいつもいますよ」というメッセージを込めて収益の全てを寄付しているそうで、本当に感動しました。
店主の金原さんです。色々インタビューさせて頂きましたが、「津軽びいどろ」に対する愛情が常に伝わってきました。
そして今回一番びっくりしたのが店名「miageru.」の由来です。
1983年に「日本海中部地震」が発生した際、金原さん宅へ隣にある大きな煙突が倒れてきたそうです。金原さんの家族は最悪の事態を覚悟しましたが、家の目の前にあった「桜の木」が家を守るように、倒れてきた煙突を受け止めてくれたそうです。そのエピソードを聞いてからは桜が本当に好きになったそうです。どんなに忙しい時、辛い時でも、春に桜が咲いた際は、誰もが「桜の木」を見上げる光景が好きで、「miageru.」にしたそうです。確かにどんな時でも「桜の木」に目を奪われている気がしますね。そして既に「勘」の鋭い人なら気が付いていると思いますが、お店は青森市の「桜川地区」にあるんです。店の場所まで「桜」にこだわるとは凄すぎですね。
そして店内では1月14日(月)まで「雪と林檎展」が開催中です。赤と白を中心とした素敵な商品が展示されており、素敵な作家さん達(cotonさん・さきおりCHICKAさん・のん窯さん・ripplesさん)の自慢の一品が揃っているそうです。
以上、「津軽びいどろ」を紹介させて頂きました。作品はもちろんですが、店主のエピソード、心意気、優しさも感じることが出来ました。店主とゆっくりコミュニケーションも楽しめ、居心地の良い場所なので是非足を運ばれてはいかがでしょうか?
お店で会いましょう!
by よっちゃん
miageru. | |
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場所 | 青森県青森市桜川2丁目17−2 |
TEL | 017-742-3377 |
時間 | 11:00〜19:00 |
その他 | 定休日:毎週水曜・第3火曜日 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。