冬も本格的な寒さに突入し、毎日のように雪が積もっている青森県内ですが。
冬といえば、温泉!最高の贅沢ですよね。
極寒の冬を楽しむ青森県民は、寒い中に温泉に入り、温かい部屋でアイスを食べたり冷たい飲み物を飲むのが大好き。
その中でも特に筆者が大好きなのが、雪が降り積もる中での露天風呂です。
今回は、下北地域にある、雪の中で楽しめる露天風呂を3つ、ご紹介します。
なお、今回の写真は全て施設の了解を得て撮影しています。無許可で風呂場内にカメラやスマホを持ち込むのは厳禁!マナーを守ってお楽しみくださいね。
1.斗南温泉 美人の湯(となみおんせん びじんのゆ)
むつ市郊外にある「むつグランドホテル」。
このホテルの横にある温泉が「斗南温泉 美人の湯」です。
2010年に建物を新築しリニューアルしたこの斗南温泉は、綺麗な施設で、リラックスして入浴が楽しめます。
そして、高台にあるここの露天風呂からは、遠くには釜臥山、眼下にはむつ市街が一望できる絶景が楽しめます。
斗南温泉には、宿泊者専用の浴室もあります。
訪問したのは平日の朝でしたが、夜には夜景を見ながらの露天風呂も。
泊まった時には、夜と朝の両方、入浴してみたいですね。
2.湯野川温泉郷 濃々園(ゆのかわおんせんきょう じょうじょうえん)
旧川内町、現在のむつ市川内町にある「湯野川温泉郷」。
函館にある「湯の川温泉」と同じ読みですが、こちらはむつ市内から車で1時間弱の、秘湯感のある温泉郷。地域の人たちに愛されている日帰り温泉施設です。
ここの特徴は、何といってもお風呂から見られる川内川の源流の景色!
そして、ここの露天風呂の楽しみ方。
写真のように、もし他にお客さんがいないのなら、大チャンスです。
Uの字の先頭側に入りたくなるところをぐっとこらえて、一番後ろの方に入り、
しばらく身動きしないように、目を閉じて少しの間、我慢。
そして、目を開けると。
湯面の波が消えて、きれいな鏡面に!
上下に冬の景色が見られる神秘的な空間を独り占めできます。
(冒頭にも書きましたが、この写真は許可を得て撮影しています。無許可での撮影は厳禁!心の中でシャッターを切りましょう)
3.奥薬研温泉郷 夫婦かっぱの湯(おくやげんおんせんきょう めおとかっぱのゆ)
最後は、旧大畑町、現在のむつ市大畑町にある、薬研温泉郷の「夫婦かっぱの湯」です。
この奥薬研温泉郷は、下北半島国定公園の中央部、大畑川の上流にあります。
一説には、西暦862年、恐山を開山した円仁がこの地で迷った時に大けがをし、河童に助けられ湯治したのがこの奥薬研温泉といわれており、1000年以上の歴史を持つ由緒ある温泉だとか。
県内では、酸ヶ湯温泉と並び、環境省の国民保養温泉地に指定されている温泉地でもあります。
その最奥にある温泉が、この「夫婦かっぱの湯」。奥薬研修景公園レストハウスさんが管理しています。
この特徴は、大畑川が流れる薬研渓流を目いっぱい楽しみながら入浴できること。
ここ薬研渓流は、秋には美しい紅葉が楽しめる観光スポット。奥入瀬渓流とはまた異なり、ゆったりと自然を楽しめます。
また、温泉に浸かる時間はないという方は、施設の外に足湯もあります。こちらで少しだけ雪見温泉を感じても良いですね。
というわけで。
雪が多くて、国内有数の温泉地のある青森だからこそ楽しめる「雪見温泉」。
遠くまで来る価値は保証しますよ~!
そして県内の方はぜひ、雪国特権で楽しんじゃいましょうね。
(かろ玉子)
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