まるごと青森

下北雪見温泉

温泉・宿泊 | 2019-01-21 22:00

冬も本格的な寒さに突入し、毎日のように雪が積もっている青森県内ですが。

冬といえば、温泉!最高の贅沢ですよね。

極寒の冬を楽しむ青森県民は、寒い中に温泉に入り、温かい部屋でアイスを食べたり冷たい飲み物を飲むのが大好き。

その中でも特に筆者が大好きなのが、雪が降り積もる中での露天風呂です。

今回は、下北地域にある、雪の中で楽しめる露天風呂を3つ、ご紹介します。

なお、今回の写真は全て施設の了解を得て撮影しています。無許可で風呂場内にカメラやスマホを持ち込むのは厳禁!マナーを守ってお楽しみくださいね。

 

1.斗南温泉 美人の湯(となみおんせん びじんのゆ)

斗南温泉入口。

むつ市郊外にある「むつグランドホテル」。

このホテルの横にある温泉が「斗南温泉 美人の湯」です。

むつグランドホテルの隣にある温泉。ホテルとは連絡通路で直結していて、宿泊者は自由に入ることができます
斗南温泉フロント。料金は平日520円、土日祝日が620円。シャンプー・ボディーソープは備え付け、タオル別。営業時間は5:00~23:00で年中無休。

2010年に建物を新築しリニューアルしたこの斗南温泉は、綺麗な施設で、リラックスして入浴が楽しめます。

広くて居心地の良い内湯。

そして、高台にあるここの露天風呂からは、遠くには釜臥山、眼下にはむつ市街が一望できる絶景が楽しめます。

訪問時した12月はまだ雪が少なめでしたが、年明けからは真っ白な雪の中での露天風呂が楽しめます。
泉質はアルカリ性単純泉で、源泉かけ流し。アルカリ性特有のヌルヌルとした触感で、お肌つやつやになりそうな泉質です。
中央に移っているのは桜の木。春には花見温泉も出来そう!
眼下にはむつ市内。奥には釜臥山も見えます。

斗南温泉には、宿泊者専用の浴室もあります。

人数限定、プライベート感のある宿泊者専用の浴室。宿泊者は公衆浴場との行き来ができます。
こちらにも露天風呂が完備。

訪問したのは平日の朝でしたが、夜には夜景を見ながらの露天風呂も。

泊まった時には、夜と朝の両方、入浴してみたいですね。

 

2.湯野川温泉郷 濃々園(ゆのかわおんせんきょう じょうじょうえん)

初めて見る人はなかなか読めない名前ですね。じょうじょうえん。

旧川内町、現在のむつ市川内町にある「湯野川温泉郷」。
函館にある「湯の川温泉」と同じ読みですが、こちらはむつ市内から車で1時間弱の、秘湯感のある温泉郷。地域の人たちに愛されている日帰り温泉施設です。

風情のある外観。ワクワクします。
木造吹き抜けのコンパクトなエントランスホール。浴衣に下駄で訪問したい風情。
料金は380円。営業時間は9:00~18:30で火曜休。お風呂道具はご持参を。

ここの特徴は、何といってもお風呂から見られる川内川の源流の景色!

内湯は下北産の「青森ヒバ」造りの湯船。
眼下には川内川の源流。手前の下に見えるのが露天風呂フロア。珍しい2階建て構造。
露天風呂の湯船はこんな形。頭上にはご注意を!

そして、ここの露天風呂の楽しみ方。
写真のように、もし他にお客さんがいないのなら、大チャンスです。
Uの字の先頭側に入りたくなるところをぐっとこらえて、一番後ろの方に入り、
しばらく身動きしないように、目を閉じて少しの間、我慢。

そして、目を開けると。

見事な鏡面反射!

湯面の波が消えて、きれいな鏡面に!
上下に冬の景色が見られる神秘的な空間を独り占めできます。

(冒頭にも書きましたが、この写真は許可を得て撮影しています。無許可での撮影は厳禁!心の中でシャッターを切りましょう)

 

3.奥薬研温泉郷 夫婦かっぱの湯(おくやげんおんせんきょう めおとかっぱのゆ)

かっぱっぱー るんぱっぱ。懐かCMを連想させる看板。

最後は、旧大畑町、現在のむつ市大畑町にある、薬研温泉郷の「夫婦かっぱの湯」です。

この奥薬研温泉郷は、下北半島国定公園の中央部、大畑川の上流にあります。
一説には、西暦862年、恐山を開山した円仁がこの地で迷った時に大けがをし、河童に助けられ湯治したのがこの奥薬研温泉といわれており、1000年以上の歴史を持つ由緒ある温泉だとか。

県内では、酸ヶ湯温泉と並び、環境省の国民保養温泉地に指定されている温泉地でもあります。

その最奥にある温泉が、この「夫婦かっぱの湯」。奥薬研修景公園レストハウスさんが管理しています。

前述の濃々園と同じく、むつ市の管理施設「奥薬研修景公園レストハウス」。
レストハウスのフロント。食事もできます。
料金は230円。営業時間は、4~10月は8:30~18:00、11月~3月は10:00~17:00。火曜休。
訪問時にはクリスマスの飾り付けが。
フロントから温泉までの外渡り廊下。ここは内湯はなく、露天風呂だけです。シャワー施設とかはないので、湯船につかるだけの楽しみ方になります。

この特徴は、大畑川が流れる薬研渓流を目いっぱい楽しみながら入浴できること。

右が湯船、左が薬研渓流。雄大な冬の景色を目と肌で味わいながら、贅沢な時間を。
豊富な湧出量。もちろんかけ流し。泉質は単純泉。

ここ薬研渓流は、秋には美しい紅葉が楽しめる観光スポット。奥入瀬渓流とはまた異なり、ゆったりと自然を楽しめます。

【渓流+温泉】温泉に浸かりながら、春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。素敵すぎるスポットです。

また、温泉に浸かる時間はないという方は、施設の外に足湯もあります。こちらで少しだけ雪見温泉を感じても良いですね。

足湯は施設の外にあり、無料で入浴できます。
訪問時は少しぬるい温度でしたが、手軽に温泉を感じることは出来ました。

 

というわけで。

雪が多くて、国内有数の温泉地のある青森だからこそ楽しめる「雪見温泉」。

遠くまで来る価値は保証しますよ~!

そして県内の方はぜひ、雪国特権で楽しんじゃいましょうね。

(かろ玉子)

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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