2月。津軽海峡に面した青森県下北の 風間浦村。
ここにある、県内有数の温泉地「下風呂温泉郷」眼前の下風呂漁港で開かれた
毎年恒例の「風間浦鮟鱇感謝祭」に行ってきました。
風間浦鮟鱇は、本県の冬の味覚として過去のブログでも何度か取り上げていますが、「鮮度抜群」の地域ブランド。
といっても、鮟鱇にあまり詳しくない自分のような人は
「『鮮度抜群』って、よく聞くフレーズだよねー」
と思っちゃうかもしれません。が、実はこれ、鮟鱇的にはすごいことなんです。
風間浦の鮟鱇は、国内で鍋などで食べられる高級な「キアンコウ」。
キアンコウは、一般的に水深50~500mの海底に生息するお魚です。
眼前の津軽海峡で水揚げされる風間浦鮟鱇は、その大部分が水深100mの辺りに生息しているとのことなのですが、漁港からその生息域までの距離は、わずか4.5km以内。
網の仕掛けから水揚げまでの時間が短いので、生きたまま鮟鱇を水揚げできるんですね。
しかも、漁法は一般的な底引き網ではなく刺し網。環境にも優しい。
これが他の地域の追随を許さない特徴となっているんです。
で、今回の感謝祭。
前日までの荒天がウソのように晴れやかな天気。村外・県外からも多くのお客さんが来ていました。
そしてこの感謝祭、鮮度抜群だからこそここでしか食べられない「鮟鱇のお寿司」が食べられるんです!(数量限定)
お寿司は、白い部分が鮟鱇の身、軍艦に乗っている黒い部分が皮、黄色い部分が肝。
白身の部分は、ぷりっぷりの弾力と甘みがあり。
お醤油を少し垂らして食べたら超ーーーー!うまい!
「あんこうの皮」は、青森の郷土料理「鮟鱇のとも和え」でおなじみ。うま味があって、海苔にも合いますね。
そして安定の、肝!こんな美味しいものが食べられるなんて幸せです。
そして、鮟鱇の代表的な味覚といえば、あんこう鍋!こちらも鮟鱇のうま味がどっさり出ていて、大満足でした。
と、記事を書いている本日、偶然にも風間浦鮟鱇プロモーションビデオが公開されていました。
もう、美味そう!というか、美味い!(確信)
まさにこの動画の漁師さんのように味わって食べていると、感謝祭一番のイベント、風間浦の伝統のさばき方「雪中切り」パフォーマンスがスタートです。
通常、鮟鱇は吊るして切る「吊るし切り」が主流ですが、雪の積もる風間浦では、古来より雪の上で鮟鱇を捌く「雪中切り」が行われていました。
イベントの後は、外気で冷えた体を下風呂の温泉で温めて。大満足の1日でした。
このイベントは毎年2月に行われているので、次回めがけて、ドライブや旅行の計画を立ててみてくださいね。目指せ鮟鱇のお寿司!
あ、来年まで待てない!今すぐ食べたい!という方は、公式サイトに村内での提供店の紹介と、東京都内で開催されている「あおもり下北半島冬のグルメフェア」の情報が載っているので、ぜひチェックしてくださいね。
by かろ玉子
場所 | 青森県風間浦村 下風呂漁港 |
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Webサイト | 風間浦鮟鱇公式サイト 風間浦鮟鱇料理提供店 あおもり下北半島冬のグルメフェア開催 |
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