先月、ある紙面で、”キツネを放し飼いにした施設の来客が5年で10倍”とか、”キツネが主人公の漫画が大人気”などと紹介されていました。きつねのもふもふ感に魅了される人が増えているようです。
そして、きつねと言えば~ カップ麺の「赤いきつね」!私も大好きでよく買いだめをしてしまうのですが、先日行われた「赤いきつね」と「緑のたぬき」の食べ比べ投票では、「赤いきつね」が見事勝利したようです。
そんなきつねブームをじわりじわりと感じていることもありまして、今回はつがる市にあるきつねの聖地をご紹介します。場所は髙山稲荷神社です。ここには個性豊かな表情のきつねさん達が沢山います。しかも、きつねはきつねでも神様のお使いのきつねです。
ところで、髙山稲荷神社といえば・・・。

そうです!大庭園の中に連なる千本鳥居がとても有名です。これから春を迎えると、こんな感じで新緑と桜と朱い鳥居のコラボが見られます。最近はインスタ映えスポットとして人気を集めていて、外国人観光客も増えているそうです。
この鳥居ができた経緯は、先代の宮司さんが稲荷神は農耕の神様であるので「大地を耕せば神職のあるべき姿にたどり着ける!」との思いから、農業にチャレンジしたのがきっかけで村人との交流が増え、強い絆をもつ仲間たちができたそうです。鳥居の大部分はその仲間たちが奉納してくれたのだとか。

写真は12月に撮影したものですが、雪景色に朱い鳥居が美しく映えます。しかし、髙山稲荷神社の見所は千本鳥居だけではありません。この鳥居をくぐって奥に進むと・・・。

ジャジャーン!きつねさん達がこんなに沢山並んでいます。
まるで、隣同士おしゃべりで盛り上がっているようにも見えます。

ここには明治のころから、神様のお使いとしての役目を終えたきつねさん達が、北は北海道、南は関東から集まるようになったそうです。
きっかけは、髙山のお稲荷さんを熱心に信仰する祈祷師の方が、信者たちに髙山に持って行けばいいよとアドバイスしたことが始まりだとか。
これらのきつねさん達は髙山稲荷神社において御祈祷され、魂は神様の元に還され、ここで安らかに佇んでいます。
ではここで、沢山いるきつねさん達の中から私が思わず足を止めてカメラを向けた特徴的なきつねさん達をご紹介します。
一つ目はこちら。

オシャレにほっかぶりを身に着けたきつねさんです。ここを訪れた方が寒くないようにと付けてあげたのでしょうね。なんか、昔話「かさこじぞう」のワンシーンを思い浮かべてしまいます。
続いてはこちら。

シャープかつ柔らかな線が特徴です。何かのキャラクター的なかわいさのきつねさんです。遠くを見つめる姿がステキです。
最後はこちら。

えっ!まさかの猫?私には猫にしか見えませんが、きっときつねさんなんです。
この他にも、見るからに強面なきつねさんや、仲良く寄り添うきつねさんなど個性的なきつねさん達が沢山います。皆さんもお気に入りのきつねさんを探してみてください!
もう一つ、髙山稲荷神社に来たら、ぜひ見てほしい場所があります。それがこちら。

男性を女性が後ろから抱きしめているように見えませんか?見えますよね!こちらは「命婦社(みょうぶしゃ)」です。拝殿に向かって左手前側にあります。このときは、グリーンのマフラーが巻かれていました。これも誰かが寒くないようにと巻いてあげたのでしょうね。近頃はこれを見に来る若い人が増えているそうですよ。
以上、今注目の青森の新スポットのご紹介でした。今年のゴールデンウィークに青森市や弘前市方面に行こうと考えているアナタ!ここは絶対に外せませんよ!
by D統領
髙山稲荷神社社務所 | |
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場所 | 青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-1 |
TEL | 0173-56-2015 |
FAX | 0173-56-3595 |
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