三沢駅周辺の再開発のため、取り壊しが決まっている十和田観光電鉄線(とうてつ)の旧三沢駅舎。
その駅舎内で、昭和39年からずっと営業を続けてきた「三沢駅食堂」が、3/10(日)をもって、今の店舗での営業を終えようとしています。
懐かしい匂いがする、あの雰囲気の中での「最後の駅そば」を楽しむために、お店に行ってきました。
【愛着ある駅舎を惜しむ】
取り壊しの日が近づくにつれ、なつかしの味を求めるお客さんが、いつにも増して押し寄せるようになり、特に先週末は目が回る忙しさだったといいます。
口コミでも噂は広まり、「最後だから」と県外から食べに来るファンもいるほどです。
お店に来る常連客は、皆
「いつまで食べられるの?」
「次はどこにお店ができるの?」
と口を揃えるといいます。「皆、こんなに駅そばのことを好きでいてくれたのか、と改めて感じました。」と駅そばのおばちゃん。
「タクシーの運転手さんもお客さんにオススメしてくれているんです。もう朝からずっと忙しいですよ」と嬉しい悲鳴をあげます。
【「最後の駅そば」をいただきます】
のれんをくぐろうとしましたが、昼過ぎの時間帯にも関わらず店内はお客さんでいっぱいで、少し待ってから入店しました。
当店No. 1の人気メニューは「スペシャルそば」470円。天ぷら、山菜、生卵をトッピングした豪華な一杯ですが、以前お店を訪れた際に食べましたので、今日は違うそばをいただきました。
生卵とお店自慢の天ぷらが入ったシンプルなそば。ダシの香りがとてもよく、素朴な味です。
バスを待つ女子高生に特に愛されているというこんにゃく。そばのつゆがたっぷり染み込んでおり、この厚みで1本50円というお手頃価格も人気の秘密です。
【この駅舎で食べられる「最後の駅そば」を味わって】
3/10(日)をもって今の店舗での営業は終わり、近くの空き店舗で2020年の3月まで約1年間営業した後、青い森鉄道三沢駅内の新店舗へと移る予定です。
ノスタルジックな雰囲気の中で駅そばを味わえるのは今だけです。
最後に一杯、いかがですか?
by パン万次郎
十和田観光電鉄株式会社 ホテルレジャー事業部 販売課 | |
---|---|
場所 | 青森県十和田市稲生町17-3 |
TEL | 0176-23-5152 |
時間 | 7:00~19:00 |
その他 | 【三沢駅食堂】 住所:青森県三沢市古間木山53 電話:0176-53-3139 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。