止まる所を知らない、近年のサバ缶ブーム。
そんな中、2018年3月に株式会社マルヌシ(本社:八戸市)が発売した「八戸サバ缶バー」は、平成30年度青森県特産品コンクールで県知事賞、優良ふるさと食品中央コンクールで農林水産大臣賞と、いずれも最高賞に輝き、いま最も勢いに乗っているサバ缶のひとつです(過去記事でも紹介しています)。
ファンの皆さんへ日頃の感謝を伝える場、意見を募る場として、3月8日(サバの日)に合わせ、インスタグラム等で38名の参加者を募集して開催された、八戸サバ缶バー発売1周年記念ファンミーティング「リアル八戸サバ缶バー」を取材してきましたので、その様子をお伝えします。
【今夜限りの限定メニュー】
脂がよく乗った八戸前沖さばを使用した本商品は、「津軽海峡の塩」、「ゆずこしょう」、「グリーンカレー」、「アヒージョ」、「トムヤムクン」、「ハバネロ」の全6種類。バーで気分に合わせてお酒を選ぶように、サバ缶でも「選ぶ楽しみ」が感じられます。
八戸パークホテルの八田 西洋料理長が、6種類のサバ缶全てを使った限定メニューのレシピを開発。参加者にふるまわれました。
【開発秘話も!?トークセッション】
八戸サバ缶バーに携わった、地主裕太氏(株式会社マルヌシ・専務取締役)、加藤哲也氏(公益財団法人21あおもり産業総合支援センター・コーディネーター)、中村靖人氏(青森県産業技術センター食品総合研究所・水産食品開発部長)、齋藤亨氏(デザイナー)、矢神結花氏(菓子卸センター坂下商店・商品開発)の5名により、トークセッションが行われました。
開発のきっかけは、「ザ・八戸土産」が欲しかったから、と地主専務は言います。県外出張に行く際のお土産もこれといったものがなく、無難なものを選んでいたようです。また、サバの小型化により、小サイズのものが全体の7〜8割を閉める現状で、小ぶりながら脂の乗っているサバを何とか活用したいとの思惑とが合致し、サバ缶の開発を決意したそうです。
県外のデパ地下で出会った、高価だけどカラフルなサバ缶などに影響を受けつつ、「こんな商品だったら自分でも欲しい」というビジョンを描き、県のABC(あおもり食品ビジネスチャレンジ)相談会でアドバイスを受けながら、商品開発を進めていきます。
気分に合わせてお酒を選ぶように、たくさんの味を作りたい。それも、ありきたりでない、攻めた味をつくろうと、試作を繰り返したそうです。
レモンの酸味が効いた爽やかな味で評判がよかったが、酸性が強く、缶が腐食する恐れがあるだとか、賞味期限が長いサバ缶は保存中に味が変化してしまうため、調整が難しいなどの問題も多く、試行錯誤の末に、今の6種類の味が完成したそうです。
今後は、サバにかけて38種類の味を目指し、これまで同様、意外性・面白みのある味をつくっていくそうです。どんな味が出るか楽しみです。
【7種類目の新味を発表!】
3月21日に新発売となる新味の発表もありました。
青森県民で知らない人はいないと言ってもいいかもしれない味、それは・・・
ありそうでなかったこの組み合わせ。源たれファンなら間違いなくテンションが上がりますね!
【ザ・八戸土産へ】
この「源たれ」味も含めて全7種となった「八戸サバ缶バー」。今後も1年に1個のペースで味を増やしていってくれることでしょう!
今後の活躍に期待です。
by パン万次郎
株式会社マルヌシ | |
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場所 | 青森県八戸市白銀2丁目5-1 |
TEL | 0178-33-1571 |
料金 | 八戸サバ缶バー:1ケ 410円(税込) |
Webサイト | 八戸サバ缶バー |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。